...どうにも手のつけられないようなばかものには...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「はだかの王さま」
...ルーズベルトのお願いしたいと申す新兵器は絶対に弱味のない不死身(ふじみ)の手のつけられないハリケーンの如き凄い奴を...
海野十三 「共軛回転弾」
...戻った時は手のつけられないやんちゃになっていました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...でなければ手のつけられない慢性のものが多かつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...気がむかなくなると大将同士の組み討ちの最中でもなんでも棒立ちになつてしまふ手のつけられない悍馬でもあつた...
中勘助 「銀の匙」
...塊まりとして取り扱うよりほかに手のつけられないものだと云う観念を脱する便宜もあり...
夏目漱石 「創作家の態度」
...おい追い手のつけられないようすになって行った...
久生十蘭 「金狼」
...手のつけられない気取り屋どもだ...
久生十蘭 「だいこん」
...ひとの気持を手のつけられない無為状態に追いこみ...
久生十蘭 「ノア」
...現実的な方は実に手のつけられないほどの被害があった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...肉親のオブセッション(執着)は手のつけられないもので...
久生十蘭 「復活祭」
...手のつけられない破落戸(ごろつき)でなかったら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...東京の学校へなんか入つたの?」「彼奴は手のつけられないお転婆で――バカだよ...
牧野信一 「砂浜」
...台所は手のつけられないほど混乱しストーヴは火が消えていました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...手のつけられない相手をたしなめてみた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...まるでもう手のつけられないありさまでして」若侍は辛抱ができなくなったらしい...
山本周五郎 「風流太平記」
...手のつけられないガラクタもあるが...
吉川英治 「江戸三国志」
...これは手のつけられない放縦(ほうじゅう)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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