...どうにも手のつけられないようなばかものには...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「はだかの王さま」
...何しろ手のつけられない悍馬であつたことは想像に難くない...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...僕は手のつけられない病人...
小穴隆一 「二つの繪」
...手のつけられない横着なところがある...
太宰治 「火の鳥」
...その軍治が時々発作のやうな癇癖を起しまるで手のつけられない事のあるのには...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...それから山田氏の『分析』が手のつけられない程ムツかしい本だということも...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...気がむかなくなると大将同士の組み討ちの最中でもなんでも棒立ちになつてしまふ手のつけられない悍馬でもあつた...
中勘助 「銀の匙」
...手のつけられないみだらな女として...
中里介山 「大菩薩峠」
...手のつけられない不良少女(アンファン・テリイブル)を正常(ノルマル)な性格にひき戻すことができるかと考えたからなんです」と...
久生十蘭 「キャラコさん」
...手のつけられないようなものが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...この手のつけられない一時間は...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...あとには手のつけられない虚無感と倦怠が残るだけのことである...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...東京の学校へなんて入つたの?」「彼奴は手のつけられないお転婆で――バカだよ...
牧野信一 「晩春の健康」
...手のつけられない乱暴者だといわれていたため...
山本周五郎 「さぶ」
...「――私は三男の暴れん坊で手のつけられない悪童だと云われました...
山本周五郎 「半之助祝言」
...手のつけられない海辺漂泊者(かいへんひょうはくしゃ)となっている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...鬱(ふさ)ぎ性(しょう)から急に手のつけられない暴れン坊になった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...これは手のつけられない放縦(ほうじゅう)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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