...どうにも手のつけられないようなばかものには...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「はだかの王さま」
...また手のつけられない暴れものになってしまった...
大杉栄 「続獄中記」
...しまひには南禺をとても手のつけられない狂人だといふことにして...
薄田泣菫 「独楽園」
...研究室の窓からは既に手のつけられないほど増長してしまった人造人間が二十三世紀の言語で通行の女にからかっている! うんぬん・うんぬん・うんぬん...
谷譲次 「踊る地平線」
...でなければ手のつけられない慢性のものが多かつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...先生が手のつけられない悪戯(いたずら)っ児(こ)の悪太郎であったということであった...
寺田寅彦 「埋もれた漱石伝記資料」
...ちょっと手のつけられない心持になり...
中里介山 「大菩薩峠」
...手のつけられない女でしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手のつけられない不良少女(アンファン・テリイブル)を正常(ノルマル)な性格にひき戻すことができるかと考えたからなんです」と...
久生十蘭 「キャラコさん」
...手のつけられないようなものが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...追々手のつけられないようになって行った...
久生十蘭 「金狼」
...あとには手のつけられない虚無感と倦怠が残るだけのことである...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...酔うと手のつけられないようなことがよくあった...
山本周五郎 「花も刀も」
...まるでもう手のつけられないありさまでして」若侍は辛抱ができなくなったらしい...
山本周五郎 「風流太平記」
...いかにも手のつけられない都会の青年武士が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ひとつ狂ってきたら自暴の火は手のつけられない狂炎となるだろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...手のつけられない海辺漂泊者(かいへんひょうはくしゃ)となっている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...手のつけられない放埒(ほうらつ)に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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