例文・使い方一覧でみる「手なずける」の意味
スポンサーリンク...あの記者というものを手なずけるまでに自分を堕落させたくないばかりにその目論見（もくろみ）を思いとどまったほどだった... 
有島武郎 「或る女」
...葉子は例のいたずら心から古藤を手なずける興味をそそられないでもなかった...
有島武郎 「或る女」
...しかし倉地を手なずけるためにはあの道をえらぶよりしかたがなかったようにも思える...
有島武郎 「或る女」
...ぼくは動物を手なずけることが...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...西洋人が侵略の目的を以（もっ）て他国の民衆を手なずけるために用いる手段でした...
太宰治 「惜別」
...彼を手なずけるため...
太宰治 「人間失格」
...そして動物を手なずけるには...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...一匹の猫を手なずけるのは...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...それを手なずける秘訣を知っているのでありますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の生命を支うるに足らぬ粗末な黒パンの一片を割（さ）いて鼠に与えて手なずけるのだ...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...人民を手なずけるためにも...
蜷川新 「天皇」
...公子はさしあたって善世を手なずけるところからはじめた...
久生十蘭 「無月物語」
...手なずけることも出来るが――五助は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...我々の正義と慈愛によって彼を手なずけることも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ネズミを手なずけるためにつくったものにちがいない...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ただ手なずけるを上策と考えていた...
吉川英治 「三国志」
...インドに着いてからも海の君主を手なずけることに成功している...
和辻哲郎 「鎖国」
...この内乱の事実に直面してピサロは初めて土民を手なずける政策の必要を痛感したと云われている...
和辻哲郎 「鎖国」
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