...手ごたえのある処にいって暴れてみないじゃ腹の虫が承知しないからな...
有島武郎 「星座」
...とんと手ごたえがなく...
伊藤左千夫 「奈々子」
...手ごたえがあった...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...はたして手ごたえがあった...
海野十三 「火星兵団」
...扉は手ごたえもなくすーッと開いた...
海野十三 「超人間X号」
...実際は手ごたえがまるでなく...
海野十三 「四次元漂流」
...手ごたえがありません...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...しかしこの手造りのボールがバットの頭にカーンとくる手ごたえは今でも当時の健児らの「若かりし日」の夢の中からかなりリアルに響いてくるものの一つである...
寺田寅彦 「野球時代」
...そうでなければ御同役の鉢合せのようで更に手ごたえがありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度はさっぱり手ごたえがありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにさっぱり手ごたえのないことで...
中里介山 「大菩薩峠」
...その手ごたえがいっこう薄弱で...
中里介山 「大菩薩峠」
...手ごたえの無いのは軽蔑してやがるんだ、癪(しゃく)なおやじめと、がんりきはややかさにかかって、「早い話が、そのお邸の中をお借り申して、関東関西のあんまりお固くねえ兄いたちが集まって、お慰みをやろうてえんでございますが、なんとお心当りはございますまいか」「…………」やっぱり、手ごたえが無い...
中里介山 「大菩薩峠」
...今の不意討ち的訊問の手ごたえを見てとろうとしたのである...
平林初之輔 「犠牲者」
...山峡にかさこそと降り積った雪は手ごたえなく軽かった...
本庄陸男 「石狩川」
...ずっと考究し叙述するのに手ごたえも興味もある問題を持ったわけだ」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...暗の手ごたえを探ッている...
吉川英治 「江戸三国志」
...手ごたえのある蝙蝠がいそうなものだな」曹操をめぐる猛将たちは...
吉川英治 「三国志」
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