...維新の革命で江戸の洗練された文化は田舎侍の跋扈(ばっこ)するままに荒され...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...迷信は次第に跋扈して...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...扈従の侍五人を差遣はさる...
太宰治 「右大臣実朝」
...徳川幕府末世に跋扈(ばつこ)した多くの戯作の上に顕はれた不真面目な作者の臭味――さういふものから...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...後に明の時にも宦官が跋扈せるも...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...盛んに跋扈していた...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...富と勢(いきおい)と得意と満足の跋扈(ばっこ)する所は東西球(きゅう)を極(きわ)めて高柳君には敵地である...
夏目漱石 「野分」
...フランスの人民は貴族の跋扈(ばっこ)に疑いを起こして騒乱の端を開き...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...さうしてこれらの家元がおのおの跋扈(ばっこ)して自分の流儀に勿体(もったい)を附け...
正岡子規 「病牀六尺」
...わが邦にも狐狸を取り尽くして兎跋扈(ばっこ)を極め農民困(くる)しむ事しばしばあるが熟兎の蕃殖はまた格別なもので...
南方熊楠 「十二支考」
...此年十月に榛軒は正寧に扈随して福山に往くこととなつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其他此行には扈随の侯伯にして医官を率(ゐ)て行くものが多かつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」柏軒が将軍徳川家茂に扈随して江戸を発し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...五十川堂(いかがはじんだう)の文に「扈君夫人...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...女官扈従(こじゅう)を召しつれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを扈従(こじゅう)の将たちにあとで話した...
吉川英治 「新書太閤記」
...従えて来た扈従(こじゅう)の武者群を...
吉川英治 「新書太閤記」
...扈三娘(こさんじょう)というたいした腕前の女将軍もおいでなさる」「ほ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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