...己は伯爵や騎士や扈従(こしやう)から贈られた金貨と銀貨とを悉く貯へて置いた...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「春の心臓」
...僻見(へきけん)の跋扈(ばっこ)等をいかにすべきか? 果してこれ等(ら)の故障に打勝ち得るか?』最後の必勝――人力は有限であるが...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...かくのごとく鉱業者一人を法律の外において我がまま跋扈をさせるということは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...少將殿の扈從(こしよう)には候はずや...
高山樗牛 「瀧口入道」
...修理亮以下扈従すと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...而(しこう)して彼が社会に馳駆(ちく)したるは嘉永四年侯駕(こうが)に扈(こ)して江戸に赴(おもむ)きたるより以来...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...大元帥纛下(とうか)に扈従(こじゅう)して広島におもむき...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...「宗教的」情熱? 乃至は非科学的行動が跋扈すれば...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...現今のごとき多数者の無秩序な跋扈(ばっこ)も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...即ち、明治の末期より、大正、そして現在へかけての自然主義文学の輸入、跋扈(ばっこ)、従って極端なる、異常事件の軽蔑、興味の否定、そのために、日本の文芸は畸形(きけい)的発達を遂げた...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...実施の時代にはえて低級の事が跋扈(バツコ)する...
中原中也 「芸術論覚え書」
...富(とみ)が跋扈(ばっこ)するというと...
新渡戸稲造 「自警録」
...とにかく明治年間は芸妓の跋扈(ばっこ)を認めなければならない...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...扈従(こじゅう)の者も...
吉川英治 「三国志」
...七名の扈従(こじゅう)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...宋江と扈成の密約などは頭におかず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「花嫁は一丈青の扈三娘(こさんじょう)です...
吉川英治 「新・水滸伝」
...腹のすわらぬ人物が跋扈(ばっこ)する...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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