...ついに有志と唱うる一種の周旋人が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)して...
大隈重信 「選挙人に与う」
...欧州人は世界至る所に跋扈(ばっこ)し...
大隈重信 「日本の文明」
...迷信は次第に跋扈して...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...動もすれば與黨の專横と屬僚の跋扈との爲に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...美女一丈青扈三孃(いちぢやうせいこさんじやう)などよりは...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...とにかく明治年間は芸妓の跋扈(ばっこ)を認めなければならない...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...擅(ほしい)ままに跋扈(ばっこ)する優勝劣敗の自然力を調節し...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...胃腸跋扈(ばっこ)して腹中の天地を横領するかなアハハ...
村井弦斎 「食道楽」
...二月六日に榛軒が正寧の駕に扈従して福山を発したことは記載を闕いてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...棠軒は前年庚申に其主阿部正教に扈随して福山に至り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼れ数学者が人知らず辛棒(しんぼう)せし結果は我人民の推理力を養うて第十九世紀科学跋扈(ばつこ)の潮流に合することを能(よ)くせしめたりき...
山路愛山 「明治文学史」
...おつかつの腕前だったが)が扈従(こじゅう)して...
山本周五郎 「竹柏記」
...二夫人の車を停めていた扈従の人々は...
吉川英治 「三国志」
...旧主道三山城守に扈従(こじゅう)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...枕をならべて討死した扈従(こじゅう)の面々の骸(むくろ)をあわれと見やりながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...西の扈家荘(こかそう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ここへ通せ」扈成(こせい)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...宋江と扈成の密約などは頭におかず...
吉川英治 「新・水滸伝」
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