...いずれも地を扁平体の大建築物と見ての言い方である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...石室の入口には「申陽之洞(しんようのどう)」という扁額が懸(かか)っていた...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...花は扁豆(へんとう)の花に似て紫である...
田中貢太郎 「水莽草」
...切り目有る扁平石噐中には網の錘(おも)りと思はるるもの有り...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...その式場から帰ってきた扁理は...
堀辰雄 「聖家族」
...扁理の心をひきつけた...
堀辰雄 「聖家族」
...扁理が自分たちから遠ざかって行くのを...
堀辰雄 「聖家族」
...しかし夫人には扁理を見ることは楽しいことよりも...
堀辰雄 「聖家族」
...――その訪問者が扁理であることを知っても...
堀辰雄 「聖家族」
...扁理が彼女の母の留守に訪ねて來たことがある...
堀辰雄 「聖家族」
...扁理と一しよにゐた人はそんな人だつたのか...
堀辰雄 「聖家族」
...扁理が言つた――「僕...
堀辰雄 「聖家族」
...私は扁桃腺をやられて...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...土扁に書く人多し...
正岡子規 「墨汁一滴」
...虫扁に書いてしまったので...
柳田国男 「故郷七十年」
...これには木扁(きへん)に力という字をあてているが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...扁桃腺(へんとうせん)が腫(は)れて喉が痛む...
山本周五郎 「青べか日記」
...茶亭(さてい)には花卉の鉢を陳(なら)べ乃木東郷両大将の記念自署などが扁額として掛(かゝ)つて居た...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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