...小倉両博士の所論が多大の反響を喚(よ)んだ所以のものは...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...それゆえに私はこれらの所論に対して...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...汝(なんぢ)の所論(しよろん)は一理窟(りくつ)あるが實際的(じつさいてき)でない...
伊東忠太 「誤まれる姓名の逆列」
...人形の顔は何ゆえにあんなにグロテスクでなければならぬかということに関する三宅周太郎(みやけしゅうたろう)氏の所論を読んで非常におもしろいと思ったことがあった...
寺田寅彦 「生ける人形」
...今西洋人の所論を参照するに仏蘭西(フランス)人Teisan(テイザン)は曰(いわ)く...
永井荷風 「江戸芸術論」
...マツクスウエルの所論によれば 電波は光波の續きである故 その性質は同じである...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...柳田先生の所論は...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...この篇は写生文を品評するに当ってその条項の一となるべき者を指摘してわが所論の応用を試みたものである...
夏目漱石 「写生文」
...リストの作曲はルービンシュタインの所論を俟(ま)つまでもなく...
野村胡堂 「楽聖物語」
...両氏の所論は最近に於けるプロレタリア文学理論のうちで...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...その所論とその所行とを比較するときは...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...右所論の得失を概していえば...
福沢諭吉 「学校の説」
...彼の所論を実現すべき人を欠かなかったために...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その所論に促されて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...そのくせ彼は必ず対手の所論をそのまま聞いてくれない...
室生犀星 「交友録より」
...第一に自分の意見所論を支持強調し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その所論は『天子に政権を還せ』というにある...
山本周五郎 「花も刀も」
...それが万一にも本誌の愛読者諸君のために……特に甲賀三郎氏の「探偵小説講話」を愛読される諸賢のために――「こんな観点も別にあるのだな」とか又は「これは甲賀氏の所論に対する一種の註釈だな」とかいう意味で...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
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