...学校を出てから阿弗利加へ探険に行ったりした男だが、平常の所行も、やにわに日本刀を引抜いて振り廻して見せるというふうだったし、酔うとまた酒癖が悪かった...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...羊の苦しみを憐れむ心から狼の所行を悪と名づけたく感ずるが...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...少しく注意して人間の所行を観察すれば...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...『特に其の非道の所行は皆(all the wrong he has done)婦人の求めに因るとあらば(as……was at a lady's request)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...自分のためのみならず人のためにも便利であり「能率」のいい所行であるように思われる...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...余所行(よそゆ)きに着替えて...
徳田秋声 「新世帯」
...さきに武男に対せる所行(しわざ)のやや暴に過ぎたりしその罪?亡(ほろ)ぼしをなさんと思えるなり...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...それ以來今迄にどんな所行をし續けて來たか...
中島敦 「山月記」
...他所行(よそゆき)と...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...他所行(よそゆき)の懐中煙草入を持って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...他所行着(よそゆきぎ)のお袂(たも)より縫(ぬひ)とりべりの手巾(はんけち)を見(み)つけ出(だ)したる時(とき)の憎(に)くさ...
樋口一葉 「われから」
...野暮(やぼ)臭いことを云つて一一女の所行を数へ立てて...
平出修 「瘢痕」
...卑劣の所行あるべからず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...貧民収容所行きをくい止める唯一の手段が家財なのさ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「他所行きに使へるやうに...
牧野信一 「痴日」
...勝手氣儘な所行が多少妬(ねた)ましく思はれないではなかつた...
正宗白鳥 「孫だち」
...その他所行の沈着さへ失はれ盡したやうに思はれる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...)其不仁の悪習自然と平日の所行にも推移り染著す」云々...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??