...かかる所行が露顕すると...
丘浅次郎 「動物界における善と悪」
...少しく注意して人間の所行を観察すれば...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...どんなにスチイムの利いてる応接間(サロン)で何時間他所行(よそゆ)きの言葉を使っていても...
谷譲次 「踊る地平線」
...『特に其の非道の所行は皆(all the wrong he has done)婦人の求めに因るとあらば(as……was at a lady's request)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...自己を野蛮化する所行のように思われたのである...
寺田寅彦 「田園雑感」
...盗賊の所行をあえてするようになる衝動はそれはど浅薄な不まじめなものばかりとも思われない...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...門跡の滅亡はかれらが所行也...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...銭形の親分が鼻の先の殺しを知らないなんて」「何だと?」「京屋の主人がゆうべ殺されましたぜ」「何だって早くそう言わないんだ」「だから他所行の大変だって言うんで」「殺しに他所行も平常着(ふだんぎ)もあるものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今日の大變は他所行(よそゆき)の大變ですよ」「何が他所行だえ」「春木町綱田屋五郎次郎...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...雨の日雪の日の自動車は、本所行、市外行、深川行といふ風に、一目でわかるやうに赤い塗(ぬり)や青い色で現はし、なる可く無料で老幼婦女から送り出すやうにする...
長谷川時雨 「むぐらの吐息」
...その所論とその所行とを比較するときは...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...他所行(よそゆき)に着替えた御主人がにこやかにいった...
正岡容 「小説 圓朝」
...その他所行の沈着さへ失はれ盡したやうに思はれる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...上(かみ)を恐れぬ所行として処置せられたのである...
森鴎外 「阿部一族」
...余所行の着物を着て...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...ブランデル豕(ぶた)に倍した所行だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「日乗の所行は公家たちの所為であると認められる...
和辻哲郎 「鎖国」
...ついで普伝の法螺吹き・インチキ師としての性格や所行を数え上げ...
和辻哲郎 「鎖国」
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