...彼の失敗はすべて私の所為です...
...彼女は彼の死の所為だと思っている...
...私たちは彼女の善意の所為でパーティーが成功した...
...彼は人目を引くために嘘をついたが、自分の所為だとは認めなかった...
...私たちは遅れたが、それは天候の所為だった...
...悪魔の所為か善神の所為かは勿論僕の知る所ではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...B それは三等の切符を持っていた所為(せい)だ...
石川啄木 「一利己主義者と友人との対話」
...腹が出てゐる所為(せゐ)なのである...
石川啄木 「刑余の叔父」
...『胃の所為(せゐ)ですな...
石川啄木 「鳥影」
...その所為(せゐ)でもあるまいが...
石川啄木 「葉書」
...天狗(てんぐ)の所為となって後世に伝わるであろう...
井上円了 「おばけの正体」
...よって氏はこれを狸(たぬき)の所為なりと考え...
井上円了 「おばけの正体」
...すなわち女子の所為たる証拠にあらずや...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...先生に和服を着せたのも美禰子の所為(しょい)とみえる...
夏目漱石 「三四郎」
...自分の所為(しょい)に対しては...
夏目漱石 「それから」
...矢ッ張り寒い所為で...
羽志主水 「越後獅子」
...若しこれが人間の所為ではなくて...
平林初之輔 「犠牲者」
...私はそれをば撫子にも話して置かなければならない事をまだ話していないことの所為(せい)にしていた...
堀辰雄 「ほととぎす」
...鮫すなわちワニという説は動物分布の変遷てふ事を十分考察せぬ者の所為と評しあったが...
南方熊楠 「十二支考」
...禽獣の所為を咎(とが)むべきでない...
南方熊楠 「十二支考」
...古人の所為に比してまことに拙き遣方(やりかた)とやいわん...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...それが何かお初の所為(せい)のように思われてくる...
矢田津世子 「神楽坂」
...「吹上の悪戯(わるさ)は万太郎の所為(しょい)じゃ...
吉川英治 「江戸三国志」
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