...彼の失敗はすべて私の所為です...
...彼女は彼の死の所為だと思っている...
...私たちは彼女の善意の所為でパーティーが成功した...
...彼は人目を引くために嘘をついたが、自分の所為だとは認めなかった...
...私たちは遅れたが、それは天候の所為だった...
...其を食べた所為(せい)でせう...
泉鏡花 「印度更紗」
...はじめより妖怪の所為と断定するために...
井上円了 「おばけの正体」
...よって氏はこれを狸(たぬき)の所為なりと考え...
井上円了 「おばけの正体」
...所為(しわざ)は賤(いやし)けれども芸術(げいじゆつ)の極意(ごくい)もこゝにあるべくぞおもはるゝゆゑに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...罪作りの所為(わざ)なり...
関根黙庵 「枯尾花」
...シバラクモ生(イ)キ伸(ノ)ビテミタイ下心(シタゴコロ)ノ所為(ショイ)...
太宰治 「創生記」
...帰つたあとで多分僕の所為になつてゐやしないかと思ふんだ...
徳田秋聲 「歯痛」
...照り付けられた所為(せゐ)で三千代の頬(ほゝ)が心持よく輝(かゞ)やいた...
夏目漱石 「それから」
...自分の所為に対しては...
夏目漱石 「それから」
...出来るだけ養生に手を尽した所為(せい)か...
夏目漱石 「それから」
...全たく兄さんの所為(せい)だ」「だって御父さんはそう云ってましたよ」「何て」「明日学校の帰りに代助の所へ廻って何か御馳走して貰えって」「へええ...
夏目漱石 「それから」
...それがただ一時の不安定な感覚の所為だけかしら...
原民喜 「針」
...臭いにほひがするのは神経の所為ではなく...
原民喜 「星のわななき」
...その間隙の所為(せい)が多い...
堀辰雄 「鳥料理」
...それより衍(ひ)いて諸般の天象を竜の所為(しわざ)としたのは...
南方熊楠 「十二支考」
...うぬの所為(せい)だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...其方(そち)が云うならお粂の所為ではあるまい...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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