...彼女はその車の所有主です...
...私たちはその土地の所有主になりました...
...父親が家の所有主でした...
...会社の株式の所有主は誰ですか?...
...彼は自分自身の人生の所有主になるために努力しています...
...その時はまた所有主がないから食べるに困つて同様なことをするだらうと云ふ理屈の成り立つことに氏はお気がつかないのであらうか...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...言うまでもなく馬の所有主ユウゴウ・カンリフ・オウエン卿で...
谷譲次 「踊る地平線」
...何ラカ他ニ所有主ヲ満足セシムル保証ヲ与エザル限リ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...しかしてたまたま自由所有主あればその所有主はこれを封建君主に献じ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...その建物全部の所有主となってる波多野洋介の...
豊島与志雄 「非情の愛」
...かりにも所有主と名のつく者が来てみれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女は単独に自分の箪笥(たんす)などを置いた小(ち)さい部屋の所有主であった...
夏目漱石 「行人」
...所有主は八月にならないと東京を離れる事がむずかしいので...
夏目漱石 「行人」
...ところへ両隣(りょうどな)りの机の所有主も出校したんで...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...かの鋭どい声の所有主は縮緬(ちりめん)の二枚重ねを畳へ擦(す)り付けながら這入(はい)って来る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...最後に父親と共に家に残っていた妹娘が死んだため、いよいよこの老人は莫大な自分の財産の番人として、管理者として、所有主として、一人ぼっちになってしまった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...かなり的確な解剖学的知識の所有主であり...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...ロマンティックな顔の所有主だったとある...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...所有主は変ったが...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...いかなるものを提供しても所有主はこれを手離そうとはしなかった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...毎区に所有主がある...
森鴎外 「渋江抽斎」
...どうやらわたしがこの家の最後の所有主・これに手を加え得る最後の人・なのではないかと考えると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...海峽で見つけた所有主の知れぬ漂流船から出來たのであつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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