...彼女はその車の所有主です...
...私たちはその土地の所有主になりました...
...父親が家の所有主でした...
...会社の株式の所有主は誰ですか?...
...彼は自分自身の人生の所有主になるために努力しています...
...樺太西海岸の某漁場にたツた一個ある引き上げ蒸氣機械(所有主は今北海道の福島に歸つてゐる)を...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...名刺その他の所有主を示す様なものは何一つなく...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...もし他の鳥がこれに近づけば所有主は極力これを排して...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...所有主の損と國家の損で終るのでございまするが...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...所有主は理科大學人類學教室...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...所有主は三宅米吉氏...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...しかしてたまたま自由所有主あればその所有主はこれを封建君主に献じ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...先方では所有主を見知るまいから...
中島敦 「光と風と夢」
...彼女は単独に自分の箪笥(たんす)などを置いた小(ち)さい部屋の所有主であった...
夏目漱石 「行人」
...加留多と書いた傘の所有主(もちぬし)を注意した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...もし五円札がなかったらどうしよう」健三の紙入がそれだけの実質で始終充たされていない事はその所有主の彼に知れているばかりで...
夏目漱石 「道草」
...かの鋭どい声の所有主は縮緬(ちりめん)の二枚重ねを畳へ擦(す)り付けながら這入(はい)って来る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その所有主の名は刻さる...
西村陽吉 「遥かなる憧憬」
...純な愛情と若い燃えやすい情熱との所有主であるものに向いて動いていったことは自然の心理ではないか...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...最後に父親と共に家に残っていた妹娘が死んだため、いよいよこの老人は莫大な自分の財産の番人として、管理者として、所有主として、一人ぼっちになってしまった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...家の所有主は各特別の利害関係を有する...
穂積陳重 「法窓夜話」
...今では所有主とその近親のみが知っている地名である...
柳田國男 「地名の研究」
...土地の所有主に残る部分』と定義した...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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