...彼女はその車の所有主です...
...私たちはその土地の所有主になりました...
...父親が家の所有主でした...
...会社の株式の所有主は誰ですか?...
...彼は自分自身の人生の所有主になるために努力しています...
...名刺その他の所有主を示す様なものは何一つなく...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...我は此の国土の所有主たることを忘るべからず」四月三日...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...何ラカ他ニ所有主ヲ満足セシムル保証ヲ与エザル限リ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...しかしてたまたま自由所有主あればその所有主はこれを封建君主に献じ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...かりにも所有主と名のつく者が来てみれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...加留多と書いた傘の所有主(もちぬし)を注意した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...もし五円札がなかったらどうしよう」健三の紙入がそれだけの実質で始終充たされていない事はその所有主の彼に知れているばかりで...
夏目漱石 「道草」
...最後に父親と共に家に残っていた妹娘が死んだため、いよいよこの老人は莫大な自分の財産の番人として、管理者として、所有主として、一人ぼっちになってしまった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...かなり的確な解剖学的知識の所有主であり...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...その家は所有主が変ったらしく...
牧逸馬 「土から手が」
...毎区に所有主がある...
森鴎外 「渋江抽斎」
...今では所有主とその近親のみが知っている地名である...
柳田國男 「地名の研究」
...呉服橋劇場の所有主...
夢野久作 「二重心臓」
...之(これ)は天然林でなく幾区画にも分れて所有主を異にする植林である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...海峽で見つけた所有主の知れぬ漂流船から出來たのであつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...それが他の処で所有主にも公衆にもより生産的に使用され得る場合に限られるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...所有主は土地から引離し得ざる彼れの資本部分を抛棄することを肯(がえん)ずるが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...河村の存在は彼の所有主を情けないものにした...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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