...此程(このほど)より所労(しょろう)平臥中(へいがちゅう)...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...所労を云いたてにして...
田中貢太郎 「庭の怪」
...或るとき殿が御所労の気味で籠っておられました砌(みぎり)...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...常陸介はそのゝち所労と申し触らして出仕を止め...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...あらかじめ腹をきめておかねばなるまい」「拙者は病気所労と披露(ひろう)して当分は引籠(ひきこも)る」「病気所労もよかろうけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...所労(しょろう)の人に迷惑をかけるのも本意でないから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...実は総裁も今夜は所労で出られませんと答えて帰られた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...所労のため果し兼ねて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其の翌日はお上へは所労と申し上げられて...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...実隆は所労を申し立てて不参し...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...その所労の力とその所得の給料と軽重いかんを考えざるべからず...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...尊大人の御所労でまだそこどこではないのかネ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...所労を以て辞した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「所労」と断わってそのままひきこもった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...所労がぬけないようだったら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...所労と称して船岡にこもり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...自分も所労であるから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「采女どのは所労と届けた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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