...此程(このほど)より所労(しょろう)平臥中(へいがちゅう)...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...主人は昨今所労中で...
薄田泣菫 「茶話」
...明日は所労休みだから明日だと都合がいい...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...所労を云いたてにして...
田中貢太郎 「庭の怪」
...常陸介はそのゝち所労と申し触らして出仕を止め...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...時平は九年の三月頃から何となく所労の気味で床についたが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...あらかじめ腹をきめておかねばなるまい」「拙者は病気所労と披露(ひろう)して当分は引籠(ひきこも)る」「病気所労もよかろうけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...所労(しょろう)の人に迷惑をかけるのも本意でないから...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...実隆は所労を申し立てて不参し...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...その所労の力とその所得の給料と軽重いかんを考えざるべからず...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...尊大人の御所労でまだそこどこではないのかネ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...所労を以て辞した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「所労」と断わってそのままひきこもった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そのときも「所労であるから」と断わっておいたので...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...所労と称して船岡にこもり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...自分も所労であるから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「采女どのは所労と届けた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――涌谷は旅の所労を申上げて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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