...芦荻(ろてき)の茂った所々の砂洲(すなず)も...
芥川龍之介 「大川の水」
...所々(しよ/\)の詩も韻文訳(いんぶんやく)である...
芥川龍之介 「本の事」
...所々河によって切り込まれている(図339)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...所々に大きな平たい石が露出し...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...所々に太い円柱が立っていた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...所々の特に掌中の奇怪な擦過傷...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...腰ほどの灌木が所々にこんもりと茂ってる荒地だった...
豊島与志雄 「道連」
...所々に肌(はだ)がのぞいていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...日よけの横木が所々取れていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...所々に天空と星座とを有する全歴史を見通すに等しい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...合羽を着ていたが、それを透したと見えて、着物の所々が、冷たく肌へ感じるくらいに濡れていた...
直木三十五 「南国太平記」
...所々に、立札が立っていて、原へ入るのを、禁じてあった...
直木三十五 「南国太平記」
...床(ゆか)の所々に作られた落し戸を開(あ)け...
中島敦 「狐憑」
...英国ノルウェー北米等の海から稀に獲るネレイス・ヴィレンスちゅう大ゴカイの長(たけ)一フィートより三フィートで脊色深紫で所々黯青(あんせい)また緑ばかりで光り...
南方熊楠 「十二支考」
...余所々々しい影が己に身顫(みぶるい)をさせる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そして熊笹の所々に頭を顕(あらわ)して黄色い石楠花が咲いている...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...昼間だが、所々に、燭が置かれ、湿々(じめじめ)とまたたいていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...陶器(やきもの)つくりの竈(かま)が所々(しょしょ)にあるので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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