...所々河によって切り込まれている(図339)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...所々に橋も見える...
石川啄木 「雪中行」
...海水よりも碧い水が所々真白の花を咲かせて居る...
石川啄木 「雪中行」
...痩せた木が所々に林をなして居て...
石川啄木 「雪中行」
...その翌日、支社の主任と近傍を巡囘し、本道にまだ一つしかない甲種農學校、空知(そらち)教育會附屬圖書館(には、活動圖書館の設けがあつて、管内各村に巡囘させてゐる)、所々の田園、果樹園、牧場、または、かの腐爛病に罹つた林檎畑の恐るべき荒廢の跡をも見た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...他国の人これに死したる石塔(せきたふ)今も所々にあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...隣のTM教授が来て市中所々出火だという...
寺田寅彦 「震災日記より」
...近年異国船所々へ渡来致し候処...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その後所々の合戦に名を挙げたが...
中里介山 「法然行伝」
...所々にある茶屋は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...リノリュームが膏薬(こうやく)のように床板の上へ所々へ貼(は)りついていた...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...所々曖昧な部分がのこっていることに気がついたが...
平林初之輔 「犠牲者」
...畳は所々裏向けにしてあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...所々を尋ね廻るうちに...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...播磨(はりま)その他の中国地方には別名(べつみょう)という大字が所々にある...
柳田國男 「地名の研究」
...所々に火の立つてゐるのが...
吉江喬松 「山岳美觀」
...ちょうど、小日向台(こびなただい)の裾(すそ)で、坂と藪(やぶ)ばかりが多いあの辺には、どう眺めても貧乏そうな御筒持組(おつつもちぐみ)の長屋だの、上水組(じょうすいぐみ)の屋敷だの、寺だのが、傾斜の所々に、大風に吹き残されたように、ほっ建っている...
吉川英治 「松のや露八」
...所々緑色の石鹸石あるいは他の種類のタイルがはめ込まれていたようで...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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