...當時房州保田に住んでゐたので...
木場貞 「來訪者のモデル」
...曾て房州に放浪して...
大町桂月 「房州紀行」
...三 鯛の浦いよ/\房州を引揚ぐるに際し...
大町桂月 「北條より一ノ宮へ」
...山葵(わさび)1・8(夕)洋画家の岡野栄氏が学習院の同僚松本愛重博士などと一緒に房州に往つたことがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...春になったら房州南方に移住して...
太宰治 「虚構の春」
...房州で何をしているのです」「何をしていますかね」「それには事情がありそうだ――ではね与八さん」この時...
中里介山 「大菩薩峠」
...「お船から」「お船はどちらから?」「房州の洲崎(すのさき)というところから」「ほうほう...
中里介山 「大菩薩峠」
...「房州砂(ばうしうずな)でも何(なん)でも構(かま)あめえ...
長塚節 「土」
...私(わたくし)にも房州(ぼうしゅう)は始めてでした...
夏目漱石 「こころ」
...牛込見附外の大場石見といふのは安祥(あんしやう)旗本の押しも押されもせぬ家柄ですが、房州の所領に、苛斂誅求(かれんちうきう)の訴へがあつた爲に、若年寄から東照宮の御墨附(おすみつき)――大場家の家寶ともいふべき品――を召上げられ、長い間留め置かれましたが、領地の騷ぎも納まつたので、一と先づ下げ渡されることになつたのはツイ昨日の事...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「生れは?」「房州の知行所の者だ」と半之丞が引取りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...實は房州の山の中へ逃げ込み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「宇太八といっしょに房州の山の中へ帰るのがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お山というのは三十五六の房州者の飯炊きで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「房州の生れですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...友達と一緒に房州の方へ行く筈になつてゐる...
牧野信一 「秋晴れの日」
...房州の漁夫がジャッガー博士に話したそうである...
武者金吉 「地震なまず」
...五月に至って勝三郎は房州へ転地することを思い立ったが...
森鴎外 「渋江抽斎」
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