...彼はふと戸惑う...
梅崎春生 「幻化」
...けっして戸惑うことはありません...
江戸川乱歩 「影男」
...わたし達もお手伝いしましょう」そこで二人はしばらく戸惑うようにしていたが...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...しかし戸惑うのもほんのわずかのあいだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...だしぬけにそんなことを言われたら戸惑うでしょうよ...
豊島与志雄 「未亡人」
...戸惑うばかりです」「その人物ですが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...どっちを追って好(い)いのやらと戸惑うた万豊が八方に向って夢中で虚空を掴(つか)みながら暴(あば)れ出た...
牧野信一 「鬼涙村」
...だが其れは無秩序な舌、戸惑うた記憶力、紛乱せる思考力を以てである...
松永延造 「職工と微笑」
...「わははは、何を戸惑うて...
吉川英治 「三国志」
...何を戸惑うてこの袁紹に……...
吉川英治 「三国志」
...そして戸惑う大きな臀(しり)を突き飛ばした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わっと、総立ちになったのは甲比丹(かぴたん)の三次をはじめ荷抜屋(ぬきや)の誰彼(たれかれ)、脇差(わきざし)を閃(ひらめ)かす者、戸惑う者、かけこんで錆鎗(さびやり)を押(お)っ取る者...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...味方の血に戸惑うてくるにつれ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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