...彼はいつも戯言を言っているけれど、本当に面白い...
...彼女は私の戯言を真に受けて、大変な誤解を招いた...
...あなたの言うことは戯言だから、信じないでおこう...
...彼女は素直に聞いてくれず、戯言ばかり言ってうんざりする...
...あの人は口先だけで、ただの戯言を言っているんだと思う...
...何処まで行っても矢張(やはり)青い壁なんだ』『戯言(じょうだん)じゃないぜ』『戯言じゃないさ...
石川啄木 「火星の芝居」
...戯言(じょうだん)に事欠いて...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...国王を礼賛して「古き良き英国紳士」(*1)と題する愛国的な戯言を朗唱し始めた...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...小麦の粉のうすものをかけたといふなりと戯言(たはむれごと)云れければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...吾(われ)たばこの火を借(かし)て美人にえん(烟縁)をむすびし」と戯言(たはふれ)ければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...あの金の姿と一緒にいたい』みたいな戯言を呟くばかりだ...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...傍の女を対手(あいて)にして戯言(じょうだん)を云っていた宇賀の老爺(おじい)は...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...宇賀の老爺はこれを見ると小声でまた女に戯言(じょうだん)を云いだしました...
田中貢太郎 「宇賀長者物語」
...戯言だと思っていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...戯言は戯言、御新樣といふ稚な馴染の可愛らしき方があれば他處にお心の散らぬは無理ならねど、全躰あのお孃(こ)をどうなさる覺しめしぞや、初春(はる)の三日の歌がるたに、其うつくしきお顏を見せましたは私しの咎なれど、誠の罪は何處やらのお人と田原がことに話しの移れば、其話(それ)を今日は※きにして貰ひたし、氣色(きしよく)のすぐれず頭のいたきに、ぶらりと家を出でたれど、さして面白き處もなければ、常に憂きことを知らず顏の、此宿(こゝ)には定めし胸のすく樣な事もとて來たりける物を、いぢめられては何の甲斐もなしと迷惑がれば、どうでも嬰兒樣は猿蟹のはなしでなくばお氣に入るまじ、腹のすく樣なとても氣の利たもので一ト口といふ宿がらで無ければ、ねゝ樣相應これで我まんなされませと、甘味にそへてさし出す茶の浮かすはお手のものと知るや知らずや...
樋口一葉 「花ごもり」
...己(お)れはお前(まへ)が居(ゐ)なくなつたら少(すこ)しも面白(おもしろ)い事(こと)は無(な)くなつて仕舞(しま)ふのだから其樣(そん)な厭(いや)な戯言(じようだん)は廢(よ)しにしてお呉(く)れ...
樋口一葉 「わかれ道」
...己れはお前が居なくなつたら少しも面白い事は無くなつてしまふのだからそんな厭(い)やな戯言(じようだん)は廃(よ)しにしておくれ...
樋口一葉 「わかれ道」
...その家のわきを通るとその娘の笑う高い声や戯言を云うのがきこえ夜の静かな中に高くて細い歌声がこまかくふるえて遠くまでひびいて居る事もあった...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...そのありさまさらに戯言(たわむれごと)とも見えざれば...
柳田国男 「遠野物語」
...広言でない証拠をいますぐお見せしましょう」「顔良の首を予のまえに引ッさげてくるといわれるか」「――軍中に戯言(ざれごと)なしです」関羽は...
吉川英治 「三国志」
...つまらん戯言(ぎげん)をなして...
吉川英治 「三国志」
...まったく手前に帰伏しておる次第でございます」「まったくか」「戦場に戯言(ざれごと)はございません」「うう……む」感服という度をすこし超えて...
吉川英治 「新書太閤記」
...戦場に戯言(ざれごと)はない!大言したとおり...
吉川英治 「新書太閤記」
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