...彼はいつも戯言を言っているけれど、本当に面白い...
...彼女は私の戯言を真に受けて、大変な誤解を招いた...
...あなたの言うことは戯言だから、信じないでおこう...
...彼女は素直に聞いてくれず、戯言ばかり言ってうんざりする...
...あの人は口先だけで、ただの戯言を言っているんだと思う...
...戯言(じょうだん)もいえば気焔(きえん)も吐いて誰とでも直ぐ肝胆を照らして語り合った...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...あるいは小児の戯言(ざれごと)のごとくに見えるやもしれぬ...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...兎角子(とかくし)は酒にも酔(ゑひ)たれば戯言(たはふれ)ていふやう...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...吾(われ)たばこの火を借(かし)て美人にえん(烟縁)をむすびし」と戯言(たはふれ)ければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...あの金の姿と一緒にいたい』みたいな戯言を呟くばかりだ...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...アメリカ人がこの話を迷信深い中国人の戯言として腹の底から笑い飛ばすのを見て...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...メルキオルの露骨な戯言(ざれごと)に乗せられて禿(はげ)をたたくぞとおどかしたりしながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らはルイザがそばで顔を真赤にするほどひどい戯言(ざれごと)を浴せかけて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その面白い戯言(ざれごと)をふたたび言ってやろうとした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その威厳はその戯言(ざれごと)から少しも乱さるることなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こういう戯言を吐くほど磊落な武人でよく絵を描いて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...己(お)れはお前(まへ)が居(ゐ)なくなつたら少(すこ)しも面白(おもしろ)い事(こと)は無(な)くなつて仕舞(しま)ふのだから其樣(そん)な厭(いや)な戯言(じようだん)は廢(よ)しにしてお呉(く)れ...
樋口一葉 「わかれ道」
...はたしてこの戯言は同氏をして蕪村句集を得せしめ...
正岡子規 「俳人蕪村」
...果してこの戯言は同氏をして『蕪村句集』を得せしめ...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ちょいとこちとらにゃ辻占(つじうら)のよくねえ文句さ」そんな戯言(じょうだん)をいいながら...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...これは戯言ながら全く理(ことわり)なからず...
南方熊楠 「十二支考」
...陣中(じんちゅう)戯言(ぎげん)なし一その後すぐ呉の諜報機関は...
吉川英治 「三国志」
...まったく手前に帰伏しておる次第でございます」「まったくか」「戦場に戯言(ざれごと)はございません」「うう……む」感服という度をすこし超えて...
吉川英治 「新書太閤記」
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