...翁の戯号の螺耳はこれから来てゐる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...彩牋堂主人とは有名な何某(なにがし)株式会社取締役の一人何某君の戯号(ぎごう)である...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...蘇山人(そさんじん)と戯号(ぎごう)して俳句を吟じ小説をつづりては常にわれらを後(しりえ)に瞠若(どうじゃく)たらしめた才人である...
永井荷風 「日和下駄」
...紀州田辺の紀の世和志と戯号した人が天保五年に書いた『弥生(やよい)の磯(いそ)』ちゅう写本に...
南方熊楠 「十二支考」
...入宋(にゅうそう)僧然(ちょうねん)の名などとを配合して作った戯号(げごう)ではなかろうか...
森鴎外 「渋江抽斎」
...△垣△文の戯号を授かって大得意...
山本笑月 「明治世相百話」
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