...先づ青空を十里四方位の大さに截つて...
石川啄木 「散文詩」
...半分に截つた赤毛布を頭からスツポリ被つて来る者の多い中に...
石川啄木 「二筋の血」
...これは叔父さんが注意して斧で大変きれいに截つておいたのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...短册の形に截つてあるボール紙をあててくれたものだが...
小穴隆一 「二つの繪」
...それを三つか四つに截つてしまふでせう...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...榛軒は自ら白布を截つて涎衣(よだれかけ)を製し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...鋭い翼で風を截つて...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
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