...彼等のなす所は飽く迄も直截にして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...(求めずとも与えられる当然の悲しみや苦しみのほかにも)そこにそれらの人々を他の人々から截(き)り離す一すじの溝(みぞ)は掘られている...
芥川龍之介 「十本の針」
...それは彼の友だちと彼との間を截断する社会的階級の差別だつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...截断(せつだん)し去る...
芥川龍之介 「るしへる」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...「Basic の單語やその甚だ直截な文法に自由になると...
高田力 「ベーシック英語」
...俳諧は截断(せつだん)の芸術であることは生花の芸術と同様である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...截断機に噛ませた鉄材...
戸田豊子 「鋳物工場」
...)すると彼は直截(ちょくせつ)に答えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その截断面の傾斜の上に家が飛び飛びにばら撒かれて...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...疑いでも受けるような筋でもあったのかい」平次の問いは直截(ちょくせつ)で仮借(かしゃく)しません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ハ」はこれを横截して以てその畳める状を明(あきらか)にす...
牧野富太郎 「植物記」
...その鼻と上唇を截(き)った裁判あった時...
南方熊楠 「十二支考」
...ヨシュア上帝の命に随い敵馬の足筋を截(き)り...
南方熊楠 「十二支考」
...それで截(き)られそうに鋭いの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ちょいとしたお料理なら熱湯をかけて指で皮を剥(む)いて薄く二分位に截(き)って塩少しとお砂糖をかけて食べてもいいし...
村井弦斎 「食道楽」
...美濃判半截の各頁に武者絵を描き...
柳田国男 「故郷七十年」
...截断量が五寸程長かった...
横光利一 「上海」
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