...われ/\はこの種(しゆ)の火山(かざん)を死火山(しかざん)或(あるひ)は舊火山(きゆうかざん)と名(な)づけて...
今村明恒 「火山の話」
...或いは全然附着物が無いときには...
海野十三 「蠅」
...或は移民地を探検する――馬鹿を吐けッ! 内地の本土の内で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...おもちや屋が或一本の錫のさじをつぶしてこしらへたので...
鈴木三重吉 「一本足の兵隊」
...例へば「世の中」は變つて行くの「世の中」は things 或は conditions と言つてよい...
高田力 「ベーシック英語」
...世論とは「普遍的な意味を有った或る集団の意見」だとして規定されている(O. Groth, Die Zeitung, ein System der Zeitungskunde, Bd.. S. 96)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...或いは関係づけそうな態度で以て...
戸坂潤 「社会時評」
...或いは同じことだが...
戸坂潤 「社会時評」
...或る意味での貴族・僧侶・文学に対抗して...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それほど重大な演出の問題が、従来能の研究者の間に於いて等閑視されて来たのは、能の研究といへば多くは文学的に能の台本(謡曲)の訓詁註釈に没頭するとか、原典批判を試みるとか、或ひは、歴史的に能の発生・発展に関する史実の探究に専心するとか、さういつた方面にのみ注意が向けられてゐた結果である...
野上豊一郎 「演出」
...或は未来派とかダダイズムとか言う如き...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...或は生死の境で悶へる病者の姿を描きながら...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...「或る女」は一つの古典として読まれるに堪えるものになったであろう...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...或る祈りの方式が神様のお口から一語一語教えきかされたのであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...或る親切な人から何度も何度も云って来ているんですけど...
夢野久作 「二重心臓」
...或る夜辰子さんはひとり泣いてゐた...
横光利一 「悲しみの代價」
...或は時流が一樣にそれらの人をもくるめて...
吉川英治 「折々の記」
...或る火力にまで達しると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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