...我慾から離れたる生活を...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...我慾の猛火が漲つてゐる都会に...
石川三四郎 「吾等の使命」
...我慾の強いものだと仰ゃるかも知れませんが...
太宰治 「女の決闘」
...おそろしい我慾の鬼ばかりだった...
太宰治 「竹青」
...自我は我慾の結晶...
種田山頭火 「其中日記」
...乾くことなき我慾の罪悪...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...六千年の人間の世にうごめく眼前の我慾凡俗の間の...
中里介山 「大菩薩峠」
...我慾なる狭隘な原則は消滅するであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...我慾を張らんとし...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...我慾を果してゆけばよかった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...我慾に熱して、友も主も売る――そなたの父親を売った二人は、今度はお互にお互を喰(く)らおうとしてもがき焦(あ)せる――そなたとしては、今の場合、その二人をどこまでも争わせ、魂をも肉をも、現世で食い散らさせるのを眺めるのも一興じゃと思うがな...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...おおむね我利我慾の徒たるは...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...はや彼輩の非義我慾に感染すべきを想わざるは無念至極なり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...我慾では無い...
三好十郎 「好日」
...我慾あるのみな鬼畜に...
吉川英治 「三国志」
...我慾に目がくらんで...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ功名我慾の首狩りのような戦に...
吉川英治 「私本太平記」
...――私心我慾、小功の争いなど、穢(きたな)き戦(いくさ)すな...
吉川英治 「新書太閤記」
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