...我家の庭にも「炊烟」が立ち込めるほど、隣の家は毎晩バーベキューをしている...
...今が今まで我家の將來でも考へて...
石川啄木 「足跡」
...私はただ呆然と焼けて行く我家のさまを...
上村松園 「昔尊く」
...銘々に我家の印や名字などを...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...殊に我家に於ては...
関寛 「関牧塲創業記事」
...「我家(うち)がこうしていけるのも...
田中貢太郎 「春心」
...仔細(しさい)あって我家にかくまうそれまでは新吉原(しんよしわら)佐野(さの)槌屋(つちや)の抱え喜蝶(きちょう)と名乗ったその女である...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...樹隱りの我家に來り...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...思うまじ見まじとすれど我家かな...
林芙美子 「新版 放浪記」
...いつしか我家(わがや)の裏近(うらちか)く來(く)れば...
樋口一葉 「たけくらべ」
...我家(わがや)のほかに天地のなしと思はゞ...
樋口一葉 「軒もる月」
...隣翁が何々の方角に土蔵を建てゝ鬼瓦を上げたるは我家を睨み倒さんとするの意なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...隣家の貧富は我家の利害に関係なしと雖(いえど)も...
福沢諭吉 「女大学評論」
...われを勵ます思想(おもひ)あり、宿もよるべも無き身にも、天は我家、安息は我を見捨てず神は哀れな孤兒の友となり給ふ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...我家族の一人は現にこの法を用ゐて十年の痼疾(こしつ)とみに癒(い)えたる例あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...我家は全焼して僅(わずか)に門を残したるほどなりければ...
正岡子規 「わが幼時の美感」
...お春は我家に近いあたりを送りの駕籠(かご)でゆられていたが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...彼(かの)少年に再會したさに我家に放火し...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...やつぱり我家(わがいへ)と云ふものは嬉しい処であるとこんな気分に鏡子はなつた...
與謝野晶子 「帰つてから」
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