...彼女の主我主義にはうんざりする...
...主我主義者たちは集会に参加した...
...主我主義に基づく行動は論理的に考えられる必要がある...
...主我主義的な考え方にこだわる人がいる...
...彼は主我主義を否定する、より共同的な価値観を強調している...
...此の如き人生のパラドツクスは主我主義に固執する者が自我の内容を眞正に豐富にすることが出來ないのに似てゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...我主耶蘇基督よ」と呼ぶ事を許されてゐない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...また他の受造者は我(われ)らを我主イエスキリストに頼(よ)れる神の愛より絶(はな)らすこと能わざる者なるを我は信ぜり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...『助けて、助けて』と男は叫んだ、『我主人、惡漢六名の狼藉に遇ひ(been set on)、力及ばず(overcome)繩かけられ(bound)、其の命覺束なし(I fear for his life)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...そして自我主義で無信仰...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...自我主義の潔癖な彼女は...
豊島与志雄 「条件反射」
...結果として極度の自己棄却を持つ極度の自我主義である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...極めて冷靜な唯我主義の態度を取つて居る人だ...
永井荷風 「新歸朝者日記 拾遺」
...――この最も兇暴な自我主義...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...人をして我主義に入らしめんと欲せば...
福沢諭吉 「帝室論」
...我主として試みんとするは徳育...
正岡子規 「病牀譫語」
...男の強大な主我主義と肉情によって...
宮本百合子 「アンネット」
...我主義は系統にあらずまた黨派にあらず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...しかしあれは自我主義である...
森鴎外 「文芸の主義」
...また主我主義と主知主義...
柳宗悦 「工藝の道」
...我主(わがしゆ)よ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...――敵味方、三千六、七百人、入リ乱レテ、突キツ突カレツ、伐(ウ)チツ伐タレツ、互ヒニ具足ノ綿噛(ワタガミ)ヲ取合ヒ、組ンデ転ブモアリ、首ヲ取ツテ起チ上レバ、其首ハ我主ナリ、返せ渡セト鑓(ヤリ)ヲツケ、斫(キ)リ伏セニ躍リ行クナド、十六、七歳ノ小姓、草履取ノ末ニイタルマデ、組々トナツテ働キ、手ト手ヲ取ツテ戦ヒ、果(ハテ)ハ刺シ交ヘ、髻(モトドリ)ヲ掴ミ合ヒ、敵味方一人トシテ、空シク果テ申シタルハ無之候とは「甲陽軍鑑」の記しているところであるが、激突の状もさこそと思われる...
吉川英治 「上杉謙信」
...自分は独我主義の思想を体現したのである...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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