...彼女の主我主義にはうんざりする...
...主我主義者たちは集会に参加した...
...主我主義に基づく行動は論理的に考えられる必要がある...
...主我主義的な考え方にこだわる人がいる...
...彼は主我主義を否定する、より共同的な価値観を強調している...
...此の如き人生のパラドツクスは主我主義に固執する者が自我の内容を眞正に豐富にすることが出來ないのに似てゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...我主耶蘇基督よ」と呼ぶ事を許されてゐない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その覺悟は矢張りしツかりした自我主義で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...また他の受造者は我(われ)らを我主イエスキリストに頼(よ)れる神の愛より絶(はな)らすこと能わざる者なるを我は信ぜり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...『助けて、助けて』と男は叫んだ、『我主人、惡漢六名の狼藉に遇ひ(been set on)、力及ばず(overcome)繩かけられ(bound)、其の命覺束なし(I fear for his life)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...そして自我主義で無信仰...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...……だが自分自身を信ずることは――それは自我主義者にも出来ない...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...自我主義の潔癖な彼女は...
豊島与志雄 「条件反射」
...結果として極度の自己棄却を持つ極度の自我主義である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...極めて冷靜な唯我主義の態度を取つて居る人だ...
永井荷風 「新歸朝者日記 拾遺」
...科学は自我主義の貪慾な表現である...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...人をして我主義に入らしめんと欲せば...
福沢諭吉 「帝室論」
...我主義は實に「ロマンチツク」を前驅にして出でたるものなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...我主義は系統にあらずまた黨派にあらず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...しかしあれは自我主義である...
森鴎外 「文芸の主義」
...また主我主義と主知主義...
柳宗悦 「工藝の道」
...我主(わがしゆ)よ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...實利主義、唯我主義、現實主義を、淡々と、たゞ人を犠牲にしない限りにおいて、顧慮なく日常交友のあひだにも振舞へたほど或る達人には近づきかけてゐたけれど、もうそれらのものゝ永遠においては無價値なことと、現實は刻々にも現實から移行してゐるといふ、いはゆる花の開落の宇宙のリズムは、はつきりと心に聽いてゐた人だつた...
吉川英治 「折々の記」
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