...お互の我ままをせぬということをその根本精神とするものである...
石原莞爾 「新日本の進路」
...我まま者の癖として...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...「そうですね」「私の我ままをとおさしてくださいましよ」女の声は蝋燭(ろうそく)の燈のめいって往くようなとろとろした柔かな気もちになって聞えて来た...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...見掛けによらない我ままな女だったのです」「フーム...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前は我ままの車夫(くるまや)さんだね...
樋口一葉 「十三夜」
...あきれたものだのと笑つてお前などはその我ままが通るから豪勢さ...
樋口一葉 「にごりえ」
...甘やかされの我ままの...
樋口一葉 「ゆく雲」
...たいへん我ままだと思う...
久生十蘭 「キャラコさん」
...たいへんに我ままです...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ほんとうに我ままな仕方ですけど...
久生十蘭 「キャラコさん」
...行動では我ままをしてもいいのだ...
宮本百合子 「「結婚の生態」」
...子供の時から愛され 又我も愛し然し 我ままで...
宮本百合子 「五月の空」
...しかもそれが我ままの形...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...Kの殿様的我ままの消極性も似ていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...次第次第にペン先が我ままを云うようになりました...
夢野久作 「スランプ」
...もういつでも我ままになっちゃうのよ...
横光利一 「上海」
...こんなに我ままにならなかったと思うわ...
横光利一 「夜の靴」
...参右衛門の無作法さや我ままは怠け方同様に傍若無人で立派である...
横光利一 「夜の靴」
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