例文・使い方一覧でみる「我ながら」の意味


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...我ながら滑稽(をかし)くなつて遂口に出して笑つて見る...   我ながら滑稽くなつて遂口に出して笑つて見るの読み方
石川啄木 「病院の窓」

...我ながら沁みじみ振り返る心持になつた...   我ながら沁みじみ振り返る心持になつたの読み方
犬養健 「愚かな父」

...「げに耻(はず)かしや我ながら...   「げに耻かしや我ながらの読み方
谷崎潤一郎 「吉野葛」

...我ながら可笑しな心地だった...   我ながら可笑しな心地だったの読み方
豊島与志雄 「神棚」

...彼女が果して私のためにポーズしてくれるだろうか? それを彼女の父親は許してくれるだろうか?私は自分の迂濶さに我ながら呆れてしまった...   彼女が果して私のためにポーズしてくれるだろうか? それを彼女の父親は許してくれるだろうか?私は自分の迂濶さに我ながら呆れてしまったの読み方
豊島与志雄 「未来の天才」

...我ながら涙声になつてゐる...   我ながら涙声になつてゐるの読み方
中勘助 「銀の匙」

...後になって我ながら浅間しいと身顫(みぶる)いする事も幾度だか知れない...   後になって我ながら浅間しいと身顫いする事も幾度だか知れないの読み方
永井荷風 「つゆのあとさき」

...わたくしは我ながら意外なる追憶の情に打たれざるを得ない...   わたくしは我ながら意外なる追憶の情に打たれざるを得ないの読み方
永井荷風 「寺じまの記」

...思へば我ながら浅ましく悲惨なものはない...   思へば我ながら浅ましく悲惨なものはないの読み方
永井壮吉 「冬日の窓」

...我ながらの失敗に...   我ながらの失敗にの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...我ながら激昂することもあれば...   我ながら激昂することもあればの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...つむじが意地を巻いて心頭に上って来たが、やっぱり挨拶の都合上で、「して、その財布の金はありましたか」と駄目を押したが、我ながら、これは甚(はなは)だまずい、まずいだけではない、この場合、さもしく響く挨拶だと思いました...   つむじが意地を巻いて心頭に上って来たが、やっぱり挨拶の都合上で、「して、その財布の金はありましたか」と駄目を押したが、我ながら、これは甚だまずい、まずいだけではない、この場合、さもしく響く挨拶だと思いましたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...我ながらいささか呆れ返っているが...   我ながらいささか呆れ返っているがの読み方
野村胡堂 「随筆銭形平次」

...そして我ながら自分の思ひ付に感心した...   そして我ながら自分の思ひ付に感心したの読み方
萩原朔太郎 「宿命」

...(酒造家の方へ行きかけ)我ながら旅ずれがしてきたかと思いながら...   我ながら旅ずれがしてきたかと思いながらの読み方
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」

...是だけは我ながら一生の出来だったと思う...   是だけは我ながら一生の出来だったと思うの読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...眠らんとするにゆかしき香氣(にほひ)紛々(ふん/\)と鼻を撲ちて我ながら夢とも幻とも分かず...   眠らんとするにゆかしき香氣紛々と鼻を撲ちて我ながら夢とも幻とも分かずの読み方
正岡子規 「花枕」

...我ながら矛盾した行為だ」という言葉のうちに...   我ながら矛盾した行為だ」という言葉のうちにの読み方
和辻哲郎 「藤村の個性」

「我ながら」の読みかた

「我ながら」の書き方・書き順

いろんなフォントで「我ながら」


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