...果してしからばその将来は如何に成り行くであろうか...
石原莞爾 「戦争史大観」
...益々弱く成り行くことを多少は避けることも出来やう...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...さて今後は如何に成り行くであらうか...
丘浅次郎 「人類の将来」
...従来の道義や人情を顧みては居られぬ様な世の中に成り行くものと思はねばならぬ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...終には如何に成り行くか分らぬ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...経営しつくした暁(あかつき)にはいかに成り行くことか...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...団体間にも生存競争のますますはげしく成り行くはまぬがれざるところであるが...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...その頃方々に頭をもちあげて来た化学工業会社がどう成り行くものか...
薄田泣菫 「茶話」
...所が先生非常の熱心家なれど今年の正月からやったのだから僕と両人(ふたり)でやったらどんな事に相成り行くか大分心細く候につき音頭取りとして御出が願われますまいか...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...して彼が(日増しに)機嫌惡るく(moody)不平に(discontented)成り行く(growing)のに母は氣が付いた(began to see that……)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...行く先がどういうふうに成り行くものか見当がつかないで...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...もとよりこの後のいかに成り行くべきを知らず...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...待つ人の遂に來らねば徒らにおもひを焦すに過ぎず醫術の限を竭して後は病はいかに成り行くべきかと心もこゝろもとなくて...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...かくのごとくしていやが上に濃く成り行く宮廷と実隆との間は...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...役人の仲間になれば何時(いつ)の間にか共に殻威張を遣(や)るように成り行く...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...成り行く儘に打ち任せつゝ年を越えぬ...
夢野久作 「白くれない」
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