...成り行きにまかせるほか仕かたがない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あなたは成り行きを眺めていさえすればよかったのだわ...
江戸川乱歩 「断崖」
...実際の此世の成り行きを罵つて自ら高しとする人々があるが...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...終には如何に成り行くか分らぬ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...その後は――ドミン その後は?ブスマン その後の成り行きを想像してみましょう...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...『此事いかに成り行かん? われら何をか今なさむ?アカイア軍の護(まもり)たるゲレーニャ騎將ネストール...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...このこといかに成り行かん?血氣の子らの喊聲は舟のかたへに高まりぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...もう成り行きに任せようと覚悟をきめた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...成り行きに任せるということに...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...そこで沢田は第二回の出戦に当り大菩薩峠著者を衝(つ)くこと甚だ激しいのは当然の成り行きである...
中里介山 「生前身後の事」
...しかし世の成り行なるものは対(ママ)に純粋理性に逆行するものゆゑ...
中原中也 「詩と詩人」
...明らかにマザロフは成り行きを報告するために...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ヴィラは座って成り行きを楽しんでいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ついに専ら恐怖を懐(いだ)いて猛獣を神として祭り牲(いけにえ)してその害を避けんとするは自然の成り行きだ...
南方熊楠 「十二支考」
...王も一安心しながらなお念を入れて漁師の子の成り行きを尋ねしめた...
南方熊楠 「十二支考」
...いづれにしたつて俺達の方でシツカリしてゐるかどうかで、成り行きも決る...
三好十郎 「地熱」
...なんという成り行きになることかと今は悲しむばかりであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ほとんど成り行きにまかせているとしか観られない...
吉川英治 「三国志」
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