...もしこの法則が上に云うた実験室の一方に対して成り立つならば...
アルベルト・アインスタイン 石原純訳 「相対性理論」
...志願者をそこの講習生に取りあげて貰ふ相談が成り立つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...土台から屋根まで全部悉く人間の論理で成り立つて居る...
丘浅次郎 「固形の論理」
...処でこの力は物体の量と運動の量の二つの因子から成り立つ筈である...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...即ち価値関係づけ以後に於てのみ個性―個別の概念は成り立つことが出来...
戸坂潤 「科学方法論」
...観念的に自由に成り立つことが出来るというのが事実である...
戸坂潤 「科学論」
...元来市井性と政治性とから初めて成り立つ筈であった処の一般性を代表するためには...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...実はどこにでも任意にどういう風にでも成り立つことが出来る...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...即ち云うならば対象の認識の問題を取り扱っているのであって(認識は実在と通路との関連に於て成り立つなどということから出発した通り)...
戸坂潤 「性格としての空間」
...物という常識概念として成り立つことは出来ない...
戸坂潤 「性格としての空間」
...初めて思想というものが成り立つのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...もっともこういう解釈も成り立つ...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...外国に利益を与えたという解釈が成り立つと...
久生十蘭 「ノア」
...それらが商品として成り立つだけの客観的な好条件を持っているという事実をまでも否定するならば...
三好十郎 「恐怖の季節」
...おのずから一体的な意思と秩序が成り立つようになるのが...
矢部貞治 「政治学入門」
...信頼によって成り立つ関係なのであって...
矢部貞治 「政治学入門」
...従って宗教的な法悦と官能的な陶酔との融合が成り立つということも...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...もはやここでは衆生の内に可能性として仏性が存するというごとき考え方は成り立つことができぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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