...明治戊辰(ぼしん)の頃...
芥川龍之介 「るしへる」
...廿七日、戊寅、霽、宮内兵衛尉公氏、将軍家の御使として、和田左衛門尉の宅に向ふ、是義盛用意の事有るの由聞食すに依りて、其実否を尋ね仰せらるるの故なり、晩景、また刑部丞忠季を以て御使と為し、義盛の許に遣はさる、世を度り奉る可きの由、其聞有り、殊に驚き思食す所なり、先づ蜂起を止め、退いて恩裁を待ち奉る可きなりと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...又五年寛文戊申大通詞に陞る」とあつて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「天正十六年戊子八月十六日」と銘が打ってあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...戊辰(ぼしん)内乱に敗れた東北旧「賊」藩の士族たちの手で拓かれている...
服部之総 「望郷」
...戊辰(ぼしん)の戦いの意味もまだ分明しないうち...
本庄陸男 「石狩川」
...戊(ぼ)と戌(じゅつ)...
正岡子規 「墨汁一滴」
...春の詩の中には戊辰の干支を記したものがある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは※斎(かんさい)詩集の戊寅の作中...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...霞亭が文化戊辰に著した文の渉筆中に収められたものはかうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然らばわたくしが戊子とするのは何に拠るか...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...錦橋は書上に「天明八戊午年人始て曼公の術ある事をしる」と云つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...安政五年歳次戊午仲冬之月...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...戊辰東役高(とうえきだか)に「御通掛新番組...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...明治戊辰...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...九年戊戌 八月二十一日平八郎等の獄定まる...
森鴎外 「大塩平八郎」
...寛政十年戊午(ぼご)八月二日」と云ふ人がある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...戊辰(ぼしん)前に洋行したという噂のある渋沢栄一も帰朝して...
吉川英治 「松のや露八」
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