...深く自ら恥じかつ懼(おそ)れて「自分には小説は書けない...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...余は五拾万弗(どる)の富を有する貴婦人が貧を懼れて縊死せるを聞けり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...活ける神の手に陥るの懼るべきを知り...
内村鑑三 「聖書の読方」
...ここに驚き懼(かしこ)みて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...懼(お)ぢ畏(かしこ)みて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「お起(た)ち」青年は懼(おそ)れで一ぱいになっているので起てなかった...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...五日したらまた来るといった五通神の来るのを懼(おそ)れて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...夷の船制を審(つまびら)かにするに深く懼(おそ)るるに足らず〔何故に〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼らは恐懼(きょうく)の念をもってその死骸のまわりに集まった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そうして懼(おそ)れた...
中島敦 「山月記」
...師が臣節を汚(けが)すのを懼れるのではなく...
中島敦 「弟子」
...土人等の大いに驚き懼(おそ)れたことに...
中島敦 「光と風と夢」
...仔細を理解して恐懼(きょうく)し...
南方熊楠 「十二支考」
...酸素に異なる特性を具うるごときを別に御魂と唱えて懼(おそ)れたので...
南方熊楠 「十二支考」
...思い掛けぬ失錯を教えられて恐懼(きょうく)に堪えぬ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...異例の光栄に恐懼(きょうく)して頂戴仕りましたところ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...久慈はどんなことが頭に流れて来ても懼るるに足らぬと思い...
横光利一 「旅愁」
...ひそかに恐懼(きょうく)しておりましたのに...
吉川英治 「三国志」
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