...「懼怖(おそれ)の王」は死を指したのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...勇者は懼れず」といふ...
海野十三 「恐怖について」
...危懼の念に打ち勝ってしまった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...「どうかなあ」という疑懼(ぎく)が...
太宰治 「散華」
...気まずい沈黙におちいる危懼(きく)が...
太宰治 「人間失格」
...車駕(しゃが)を犯すと死刑になるからな」陳は懼(おそ)れて従僕を伴れて山を走りおりた...
田中貢太郎 「西湖主」
...恐懼の至りでなくてはならぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...全く種類を異にしたある別の疑懼(ぎく)の念が蠢動(しゅんどう)していた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...父を除いて一家中(いっかちゅう)の異懼(いく)恐怖の中心点になった...
永井荷風 「狐」
...天を懼れざる仕方だから...
久生十蘭 「玉取物語」
...鷹に敵する鳥はない橿鳥とても児で足らぬ時は自分も鷹の餌となるを懼るるんだと言い囃す...
南方熊楠 「十二支考」
...金を泉に投ずるに水皆湧き熱し竜王懼れ金を出して皆還(かえ)したとあり...
南方熊楠 「十二支考」
...衆懼れて曰く必ず竜なり...
南方熊楠 「十二支考」
...疑懼(ぎく)が生じて来た...
森鴎外 「大塩平八郎」
...獣等懼(おそ)れうめく...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...恐懼(きょうく)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...恐懼(きょうく)して答えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...暁の御夢(おんゆめ)をおどろかし奉ったことすら恐懼(きょうく)にたえないのに...
吉川英治 「新書太閤記」
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