...剣(つるぎ)を懼(おそ)れよ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...六千萬の同胞誰か憂懼に堪へざるものあらんや...
大町桂月 「箱根神社祈願の記」
...私は幾分彼と懼れを共にする者であったからである...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...大いに恐懼なされ...
太宰治 「右大臣実朝」
...疑懼(ぎく)し……その我と我から醸(かも)す邪推や危惧(きぐ)や...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...馬はひどく懼(おそ)れて...
田中貢太郎 「黄英」
...主人はますます懼(おそ)れた...
田中貢太郎 「胡氏」
...土地の者は懼(おそ)れ戦(おのの)いて...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...その危懼を打消すことで私は憂欝になった...
豊島与志雄 「死ね!」
...疑懼の念が起った...
豊島与志雄 「反抗」
...私がマターファの名を口に出すことを懼(おそ)れているらしい...
中島敦 「光と風と夢」
...図太(づぶと)きは南禅寺の山門に昼寝して王法を懼(おそ)れず...
夏目漱石 「人生」
...嫌われるだろうと思う疑懼(ぎく)に交って...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...神様に懼れを抱いている証拠です...
矢田津世子 「反逆」
...その懼怖(くふ)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...二孔明は恐懼(きょうく)して病褥(びょうじょく)を出...
吉川英治 「三国志」
...恐懼(きょうく)身のおき場も弁(わきま)えませぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...キリシタンとなろうとしている者の疑懼を除きたい...
和辻哲郎 「鎖国」
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