...あの「痴人の懺悔」などと云ふ本は僕に近い阿呆の書いたものだ...
芥川龍之介 「闇中問答」
...七懺悔(ざんげ)わたしたちはあらゆる懺悔(ざんげ)にわたしたちの心を動かすであろう...
芥川龍之介 「十本の針」
...トルストイの「わが懺悔」や「わが宗教」の(うそ)だったことは明らかである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...ただ一片の懺悔の言葉とによりて...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...紅葉の色懺悔(いろざんげ)及び鴎外の舞姫等皆な罪過あるなり...
石橋忍月 「罪過論」
...」――風流懺法(ふうりうせんぽふ)の女主人公(をんなしゆじんこう)と...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...その懺悔録の相手の...
太宰治 「思案の敗北」
...「吾人(ごじん)が小過失を懺悔(ざんげ)するは...
太宰治 「正義と微笑」
...三 熱烈なる心の懺悔――詩アリョーシャは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼はゼジュイット派の牧師を懺悔(ざんげ)聴聞者に選び...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...始から風流懺法は物にならん...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...懺悔(ざんげ)者見たいに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「月にうたう懺悔(ざんげ)の一節(ひとふし)」を発表してもらったが...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...懺悔したいことがあるといいだした...
久生十蘭 「黒い手帳」
...せめては今後を人間らしう送らんとの念はかく懺悔(ざんげ)の隙(ひま)もいと切(せつ)なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...また懺悔(ざんげ)の時に持って行くといけないから...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そのような懺悔(ざんげ)はご無用にあそばしませ...
吉川英治 「黒田如水」
...(おれは間違っていた)(生き直ろう)(もっとよく生きよう)懺悔(ざんげ)の気持をいっぱいに持って...
吉川英治 「親鸞」
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