...――懺悔(ざんげ)をするがね...
泉鏡花 「薄紅梅」
...「痴人の懺悔」は確かに誰でも一度はよんで見てもいゝ小説ですね...
伊藤野枝 「私信」
...その懺悔録の前で...
薄田泣菫 「茶話」
...流石(さすが)の悪僧も目前にこんな奇(あや)しみを見て深く身の非を知りその夜住職を起(おこ)してこの事を懺悔(ざんげ)し...
関根黙庵 「枯尾花」
...懺悔(ざんげ)感謝の業に出でたというのである...
田辺元 「メメント モリ」
...……九月十日雨―風、臥床、反省、懊悩、懺悔...
種田山頭火 「一草庵日記」
...我昔所造諸惑(マヽ)業、皆由無始貪瞋痴、従身口意之所生、一切我今皆懺悔、――ほんとうに懺悔せよ...
種田山頭火 「行乞記」
......
種田山頭火 「松山日記」
...虚子の風流懺法(ふうりゅうせんぽう)には子坊主(こぼうず)が出てくる...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...おれは懺悔する...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...懺悔したいことがあるといいだした...
久生十蘭 「黒い手帳」
...ただ懺悔をするために魂だけは放して下さい...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...こちとらが嗅煙草を嗅ぐよりもたやすく懺悔僧にむかつて嘘八百をならべ立てるやうな不心得な外道にもよく出会つたものぢやが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...せめては今後を人間らしう送らんとの念はかく懺悔(ざんげ)の隙(ひま)もいと切(せつ)なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...跪(ひざまず)いて懺悔せよと命じ...
南方熊楠 「十二支考」
...懺悔(ざんげ)して罪の免除を受けて来たのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...世をよくおさめんと懺悔(ざんげ)しての誓願(せいがん)であるならば...
吉川英治 「私本太平記」
...少僧都の白金襴をまとう身を懺悔(ざんげ)の涙にぬれ伏して一切を訴えていう声である...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??