...若き二人の安危が更に気に懸る...
海野十三 「蠅男」
...私は気に懸るので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「妖影」
...その底一落し、乙字形を成して、瀧之に懸る...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...なかなか経費が懸るであろうから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...無駄(むだ)な費(つい)えが懸るのを恐れたのであろうと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...却(かえ)って会社でお目に懸るよりも往来の方が都合がいいのです」「そうですか...
谷崎潤一郎 「途上」
...その観念の推移(社会は即ち国家だという観念に到達するまでの)に懸る処が多い...
戸坂潤 「読書法」
...また上二番町辺樹木谷(かみにばんちょうへんじゅもくだに)へ下(おり)る坂の如きは下弦の月鎌の如く樹頭に懸る冬の夜(よ)...
永井荷風 「日和下駄」
...懸るものはなおさらふわふわする...
夏目漱石 「虞美人草」
...九月十三夜の月が中天に懸ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...疑ひは萬に一つも親仁へ懸る筈はないと思ひ込み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五彩の飛爆がそこに懸るかとも思われる...
久生十蘭 「魔都」
...醫者の方にても預りたる病人は兎角心に懸るゆへ...
福澤諭吉 「養生の心得」
...どうも気に懸る、お勢の事が気に懸る...
二葉亭四迷 「浮雲」
...洗濯ものの懸ることもなくなりましたから...
吉川英治 「江戸三国志」
...それに懸る気残りもなし...
吉川英治 「新書太閤記」
...屋島へ懸るにもカカリ手がない立場に義経はあった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...天の川の流れが南から北へ懸る時...
吉田絃二郎 「八月の星座」
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