......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...椎と青紫蘇の葉に懲りて...
泉鏡花 「薄紅梅」
...祖父は自分が懲りているので...
高村光太郎 「回想録」
...悪をなす者をして懲りて戒めを知らしむ...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...それでも先刻の山登りに懲りて...
田中英光 「箱根の山」
...それに懲りて私は...
近松秋江 「狂乱」
...津浪に懲りて、はじめは高い処だけに住居を移していても、五年たち、十年たち、十五年二十年とたつ間には、やはりいつともなく低い処を求めて人口は移って行くであろう...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...しかしこれに懲りて...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...北海道では今年の冷害に懲りて...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...さらば鐘楼に這入らばまたもや痛き目を見んかとて懲りて這入らぬなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...三田の御給仕は二三度で懲りて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...結婚の結果によって苦労をされることの多かったのに懲りておいでになるはずであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...衛門督(えもんのかみ)は引きこもっていた昨日の退屈さに懲りて今日は弟の左大弁...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかしわたくしは既に羮(あつもの)に懲りてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...貧家の女(じょ)に懲りて迎えた子婦(よめ)であろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...野村一派には「柳亭」で懲りている...
山本周五郎 「思い違い物語」
...女の眼のするどさに懲りている...
山本周五郎 「風流太平記」
...モザイクの製造所其他(そのた)を二三縦覧して土産物を買はせられたのに懲りて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??