...手にはかつて阿Qを懲らしめたステッキを持って...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...画(ゑ)の謝礼2・28(夕)寺崎広業、小堀鞆音(ともね)、川合玉堂、結城素明(ゆふきそめい)、鏑木清方、平福(ひらふく)百穂(すい)などいふ東京の画家は、近頃呉服屋が画家(ゑかき)に対して、随分得手勝手な真似をするので、懲らしめの為に、高島屋の絵画展覧会には一切出品しない事に定(き)めたさうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...私にお加えあそばした邪悪の懲らしめとしては...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...私がこれから懲らしてあげる」白娘子はそう云って口の裏で何か云って唱えた...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...私がこれから懲らしてあげる」白娘子はそう言って口の裏で何か言って唱えた...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...一つ懲らしめのために殴つてやらうと思つて杖をふりあげたがやりそこなつた(飼主の床屋さんは責任廻避のために飼主ではないと解りすぎる嘘をいつてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...わたしに敬意を表さないものを懲らしめてやるつもりだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...懲らしむるの役目を帯びていたのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...正について不正を懲らし...
直木三十五 「南国太平記」
...折もあらば懲らしめてくれようと待ち構えておった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...もし今晩飲んだくれていたら、懲らしめて、残りの人生をたたってやる」小男の声がキンキンして耳に触った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...いまから懲らしめてやる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...虚病をつかひ二天門のほとりに住む強慾非道のお医者を懲らしむるの一席である...
正岡容 「下町歳事記」
...しばらく懲らしてやる気で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しばらく懲らしめてやろうとお思いになるのだろうか」と笑いながら言う大将の様子には...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私を打つとか捻(ひね)るとかして懲らしてくれたらどうですか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朝輓具をつける時にずらかる犬を懲らしめさせる矜恃であつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...そしてその間にスピッツが幾度も犯則したパイクをいやというほど懲らしめた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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