...勇敢と怯懦(きょうだ)...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...’‘かれの眼は常に論者の怯懦(けふだ)を叱責(しっせき)す...
石川啄木 「呼子と口笛」
...兎の怯懦(きょうだ)...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...ただ軽い溜息をもらして一杯のビールに気を紛らそうというような懦弱きわまる性質のものであったら...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...段々懦弱になつて...
丘浅次郎 「人類の将来」
...あれは持ち前の異性に対する怯懦(きょうだ)と羞耻心(しゅうちしん)とがさせたことで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼はすぐにその怯懦(きょうだ)な考えを耻じた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...オリヴィエは自分の意志の堅忍と矛盾するそういう身体の怯懦(きょうだ)を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは怯懦の故であろう...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...この難路へ突進することに文学は怯懦であってはならない...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...怯懦(きょうだ)な人間が...
中里介山 「大菩薩峠」
...いわゆる懦夫(だふ)をして起たしむとはこの時の事であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...と云う怯懦の中から...
葉山嘉樹 「生爪を剥ぐ」
...それはもう何も彼も心のうちの怯懦と助平根情とをごまかさうとする渾身の大見得に他ならなかつたわけである...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...飢餓や睡眠という懦弱(だじゃく)な要求を感じないような高度の智的存在は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...懦夫(だふ)も志を立(たつ)る有り...
山路愛山 「英雄論」
...いやはや……」人々は陸遜の怯懦(きょうだ)を嘲(わら)って...
吉川英治 「三国志」
...そのころの私には Sollen の重荷に苦しむ人が笑うべく怯懦に見えた...
和辻哲郎 「転向」
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