...其子常陸介、懌ばず、松田左衞門佐も懌ばず、共に之を非難しければ、綱成打ち笑ひ、われ先陣の命をうけたる上は、決して他に讓るべきにあらず...
大町桂月 「國府臺」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...いよいよ懌(よろこ)ばざる色を動かして...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...目はいささか懌(よろこ)ばざる色を帯びて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...所詮(つまり)周三がお房を懌(よろこ)ぶ意味が違つて...
三島霜川 「平民の娘」
...俗伝にはかの時仏(ぶつ)竜王が己れを蓋(おお)いくれたを懌(よろこ)び...
南方熊楠 「十二支考」
...拙妻聞いて更に懌(よろこ)ばぬから...
南方熊楠 「十二支考」
...人間これを承って懌(よろこ)ばず...
南方熊楠 「十二支考」
...先生は色懌(よろこ)ばざる如くであつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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