...」いざと云(い)ふ聲(こゑ)に應(おう)じて...
泉鏡太郎 「畫の裡」
...今まで應(いらへ)えもせず俯(うつむ)き居たりし横笛は...
高山樗牛 「瀧口入道」
...敵人之に應じ得ば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其中で應仁の亂といふものは...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...それを巧く應用して實用化することは必ずしも出來ない問題ではない...
中谷宇吉郎 「雪を消す話」
...一應四方(あたり)を見廻しましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...歸つた時刻は?」「戌刻(いつゝ)(八時)過ぎに來て亥刻(よつ)前に歸りました」染五郎は昂然(かうぜん)と應へるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...月は?」「朧月(おぼろづき)であつたよ」後ろから續く吉彌は應へました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一應錢形の親分の耳に入れて置かうと思つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「どれ/\」平次はその寢卷を受取つて、一應調べました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先生が以ての外の腹立ちだ」「成程尤もなことで」平次は一應うなづきました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一應は聽いて見なきや惡からう」平次は膝を乘出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今(いま)一應(をう)聞定(きゝさだ)めもし...
樋口一葉 「われから」
...生徒から毎月金を取ると云うことも慶應義塾が創(はじ)めた新案である...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...この社會的特性に應じて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...自分の新聞記者に對する應對が意外に練れてゐると云つて稱讚し...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...五分か十分の應接の間にも...
吉川英治 「折々の記」
...雜誌富士の“大衆文藝家の過去を語る”座談會のなかに、講談社の舊幹部のひとりが、ぼくが、大正大震災のときに、スイトン屋をしたといふことを話してゐるので、應接間の客から、よくほんとですかと笑つて訊かれる...
吉川英治 「折々の記」
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