...俺は自分の家族の前に怒りと嘲りとを發表す可き相應の自由を感じてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...郡でも相應な資産家として...
石川啄木 「鳥影」
...折角の取置きの句は應用するに由なかりき...
大町桂月 「狹山紀行」
...實際(じつさい)に反應(はんおう)するのです...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...一昨年の春に選擧應援演説のために同君が京阪地方にやつて來たとき...
恒藤恭 「學生時代の菊池寛」
...幕府のロシヤ應接係筒井肥前守...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...醫書、歴史書、地理書、地質書、鑛物書、應用工藝書、兵書、その他紀行文書、詩書など合して册數百六十に及ぶ著者であつたが、同じ十五日に川路らと共に、當時日本では數少い鐵製錬所をもつてゐる佐賀藩が自慢にしてゐた洋式新臺場をみて「鎖國の弊は到らざる所なし」と叱してゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...大正二年の夏慶應義塾講演會の大阪に開催せられた時わたしも厚かましく講演に出掛けたのが旅行の最終であつた...
永井荷風 「十年振」
...一應の注意だけして歸ることにしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人も否應は申すわけはございません」「さうとも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一應佛樣に線香でも上げてからにしよう」平次は兎も角もと言つた輕い態度で家に入りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一應の手續きが濟んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一應の調べが始まつてゐたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これら三つの契機には主體の三つの基本的動作が對應する...
波多野精一 「時と永遠」
...彼が私に置くのに相應(ふさは)しいと考へた信頼は...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...これ史觀のうちには事實としての歴史が自己を表出するといふことに相應するのである...
三木清 「歴史哲學」
...百年とそして他方ではその中間の平均に於ける及びその年齡の繼起に於ける人間生活との間の關係が對應する...
三木清 「歴史哲學」
...かいつぶり かいつぶり そうれ頭に火がついた私たちの歌に應へて かいつぶりは水に沈むそれは旱魃の夏だつた ただそれだけのことだつたかいつぶり かいつぶり かいつぶりのゐない日もあつた...
三好達治 「かいつぶり」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??