...火山彈(伊豆大島)火山毛(かざんもう)の成因(せいゝん)は一應(いちおう)説明(せつめい)を要(よう)する...
今村明恒 「火山の話」
...ところが次に眼を移すと、ずつと向ふの隅に、眼を伏せて、先づ相應な、謙遜家らしい樣子の男が煙草を喫んでゐるのが見えた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...刺戟(しげき)に對(たい)する反應(はんおう)の力(ちから)などでせう...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...王侯の召(めし)にも應ぜずとかや...
高山樗牛 「瀧口入道」
...招きに應じ來り訪ひ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...すると忽然(こつぜん)として鈴(れい)を振(ふ)る響(ひゞき)が彼(かれ)の耳(みゝ)に應(こた)へた...
夏目漱石 「門」
...「應ツ」どこからともなく八五郎の聲が應ずると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一應懷中(ふところ)を見ましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一應お役人立ち會ひの上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一應は反感を持つ樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四伊豆屋の店の者を一應は調べました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この子の境遇と行末とに應(おう)じて訓練されますように...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そこは訪問者の爲めの應接間に毎日使はれてゐたから...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...却つてこの氣紛れなふるまひに相應(ふさは)しく...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...これらのものはそれに相應する科學的研究に於て所謂對象としてその研究のテーマとなる...
三木清 「歴史哲學」
...爐にゐる祖母のいくは一應誰方かといひ...
室生犀星 「命」
...知つてゐて購(か)はずに歸つたらそれは神經に少しくらゐ應へるにちがひない...
室生犀星 「京洛日記」
...そして臨床醫學が生理學の單なる應用ではないのと同樣に...
矢田部達郎 「心理學」
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