...併し凡ての現實的自我には夫々に自己の程度に應じたる「境」がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...春の試合の相手は後もう慶應とだけである...
相馬御風 「校歌「都の西北」と私」
...今某大徳の需に應じて...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...いかに應(いら)へすべき...
高山樗牛 「瀧口入道」
...』と指井も同じ態度で應答した...
徳田秋聲 「媒介者」
...之を通鑑の事實に應用した...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...不作法(ぶさはふ)な言辭(げんじ)に麻痺(まひ)して居(ゐ)る彼等(かれら)はどうしたら相互(さうご)に感動(かんどう)を與(あた)へ得(う)るかと苦心(くしん)しつゝあつたかと思(おも)ふ樣(やう)な卑猥(ひわい)な一句(く)が唐突(だしぬけ)に或(ある)一人(にん)の口(くち)から出(で)ると他(た)の一人(にん)が又(また)それに應(おう)じた...
長塚節 「土」
...ソオルは先に立つて例の豪奢な應接間へはいつて行つた...
南部修太郎 「死の接吻」
...口前と男前だけは相應です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の父親が御眤懇(ごぢつこん)に願つてをりました」側から應じたのは燕女でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何千何萬の人に顏をさらすのかと一應不思議に思ひましたが間もなくその疑ひは解けました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一應顏は出しましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その扉を開けるのだ」曲者は聲に應じて梯子段の下の隱し扉を開けた樣です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いやもう手應(てごたへ)のないこと――」四十男の飯田町の兼吉は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...願ひの高に相應の員數手近の處になく成しとあらば...
樋口一葉 「大つごもり」
...一番相應(ふさは)しいものではないだらうか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ホテルの應接間へ何か輕い讀物はないかしらと探しに行つた...
堀辰雄 「(ポオル・モオランの「タンドル・ストック」)」
...社會人の健康な應へが何より私たちを勵ますものだといふ考へは當然だと信じてをります...
吉川英治 「折々の記」
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