...氣で感應する女の木...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...其命彼は應じ聽く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...幾つもの色彩さへ應用した...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...自分の領内で器量不相應な位置や職掌に居る役人などは直ぐ分る...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...黨員としてならば入閣の要求に應じ難しといひたりしを見れば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...山名宗全が應仁の亂の頃或る大臣家に參つてさうして亂世のため諸人が苦しむさまなど樣々物語りした其時に其大臣がいろ/\古い例を引出した...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...豫め歩かうと思ふ方面の地圖を披いて旅費に相應した行程を定める...
長塚節 「旅行に就いて」
...これも一應は出來ている物があるが...
中谷宇吉郎 「雪を消す話」
...それは一應(いちおう)腹痛(ふくつう)が治(をさ)まつてからの事(こと)でなくては無理(むり)であつた...
夏目漱石 「門」
...一應宿元へ引取らせ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「旦那、八五郎の奴がこんなことを申しますが、どうしたものでございませう」打ち明けた相談をする平次を、笹野新三郎は頼もしく見やりながら、「一應尤もだが、天下靜謐(せいひつ)の折柄、無理な詮索(せんさく)をして江戸から切支丹教徒を擧げるのは面白くない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今夜のうちに一應調べたいことがありますので」「さうか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...先づ平次に一應の挨拶をするのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに應じて、上からサツと浴びせたのは、その頃は何處の大家にでも用意してあつた、泥棒龕燈(どろぼうがんどう)、中の灯が廻轉自在になつて、先の開いた龕燈の口を向けると、梅の根に掘つた、六尺近い穴の底が、手に取るやうに見えるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吉江氏とはまだ不幸辱知の榮を得ないが武井眞澂畫伯は年來尊敬する高士であるから院主の需に應じて...
藤原咲平 「山岳美觀」
...その法式は先づその時分に相應な著物を二つ拵へる...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...構はず自分の一身の中にある物に響の如く應ぜさせて見る...
森林太郎 「混沌」
...花・菜根應接間の壺へ...
吉川英治 「折々の記」
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