...懇々私にお話しがあったのですが...
上村松園 「虹と感興」
...そんな心がけでは何をしても成功おぼつかないと懇々説き聞かせたことでしたが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...と懇々説諭されて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...懇々と注意を与えてやった...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...あとで詫びに来たら懇々と説諭してやるつもりでいたところ...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...持戒破戒等の区別があるべきものでないということを懇々と諭されている...
中里介山 「法然行伝」
...聊カ懇々ノ襟懐ヲ陳ズ...
成島柳北 「祭舌文」
...老人らが懇々(こんこん)と吾人(ごじん)に身の治(おさ)め方について説いてくれるときでも...
新渡戸稲造 「自警録」
...出向いて懇々と頼み込むと...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...仲間と思はれても仕方があるまい」平次は懇々(こん/\)と事をわけて話しますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御来診のお礼には、もう、資産の許すだけのことは必ずいたしますから……」「いや、手前はけっして、」と医者は、高くもなければ低くもない、が、懇々とした、非常に粘りづよい声で言った...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...或は懇々として教え...
平林初之輔 「中西氏に答う」
...館主自ら車を飛ばして桂舟を訪ひ頭を下げ辞を卑(ひく)うし再三繰返して懇々に頼み居たる事あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...昨日も僕の帰りを待っていて懇々と僕に頼んだよ」と親しき仲とて言葉に飾りなし...
村井弦斎 「食道楽」
...懇々(こんこん)ということには...
吉川英治 「江戸三国志」
...母に懇々(こんこん)と何か諭(さと)されていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...寄手の将の木下殿より懇々(こんこん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...懇々(こんこん)と...
吉川英治 「親鸞」
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