...惨憺経営の跡想ふべし...
芥川龍之介 「骨董羹」
...それだけでも惨憺たるものだが...
石川欣一 「比島投降記」
...この事については学長はじめ必ず苦心惨憺(くしんさんたん)たるものがあるであろうが...
大隈重信 「始業式に臨みて」
...惨憺たるものでした...
田山録弥 「一少女」
...かれの文章に対する苦心は惨憺たるものであつた...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...その系図の粉飾には苦心惨憺したものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...かなり苦心惨憺する...
中里介山 「大菩薩峠」
...八五郎の巣よりも惨憺(さんたん)たるものです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...足の踏みども無いほどの慘憺(さんたん)たる有樣です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは形容するのが惨憺(さんたん)なくらいに醜い女であった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...預かった馬の成績は二レースとも惨憺(さんたん)たるものだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...季節の不良によるちょっとした食物の不足をすら惨憺たる凶饉たらしめるのであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...憺甫の憺は心に従ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...惨憺(さんたん)たる猛攻撃をつづけたが...
吉川英治 「三国志」
...毛屋七左衛門の追討は惨憺(さんたん)たる失敗に帰した...
吉川英治 「新書太閤記」
...惨憺(さんたん)たる全滅をこうむったことはいうまでもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...一年有余の――自分以外の同志たちの惨憺(さんたん)たる生活の態(さま)を...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...惨憺(さんたん)たる経営である...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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