...悉く一種の商売と化して世の中は陰欝暗憺たる修羅の街となつた...
石川三四郎 「吾等の使命」
...ヨブの実状は思いの外(ほか)に惨憺(さんたん)たる有様であった...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...助手さんたちの期待を裏切らぬようにしたいと苦心惨憺(さんたん)して...
太宰治 「パンドラの匣」
...惨憺たる焼野原を眺め...
豊島与志雄 「自由人」
...今日の開明人にもかくの如き苦心惨憺の経営時代があったということを...
中里介山 「大菩薩峠」
...ああまでしなければ立ち行かなくしたヨーロッパ大戦以来の惨憺たる不幸を見れば...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...惨憺(みじめ)なうちにも...
夏目漱石 「坑夫」
...後を片付けておいて貰おうか」惨憺(さんたん)たる盃盤を振り返りながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...見る眼も慘憺たる有樣でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...月にさらされた慘憺(さんたん)たる有樣を遠く眺めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小意氣な男前も斯うなつては慘憺(さんたん)たるものです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二十三四の華奢(きやしや)な男で、傷は前から心の臟へ一と突き、血潮に塗(まみ)れて、慘憺たる姿です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まこと慘憺(さんたん)たる有樣です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...暗憺(あんたん)たる気持になったのであるが...
北條民雄 「いのちの初夜」
...苦心惨憺の末せっかくある美人を口説き落したのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今迄の若林博士の苦心惨憺の怪所業の一々が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自分の手で消滅させておきたい……なぞいうアラユル惨憺たる母性愛を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...惨憺(さんたん)たる敗走者が国境を退いて清洲へ辿(たど)り着いて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
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