...此處にも亦よりよき生活に對する憧憬の心を見る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...憧憬が人間の万物の霊長たる所以である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...自ら王位につくべく民衆の漠然とした共産的憧憬を利用させたのだ...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...四季を憧憬(しょうけい)し花鳥を称讃するのは陳腐な思想をくりかえして居るように見えるが...
高浜虚子 「俳句への道」
...倦怠と憧憬とは同じでない...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...そうした外人にある憧憬(しょうけい)をもっていたものと見てもよかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...女学校を卒業すると東京の地に憬れて無断で中国の故郷の家を飛び出して来た頃のこと...
豊島与志雄 「二つの途」
...相互(さうご)に其(その)青春(せいしゆん)のつやゝかな俤(おもかげ)に憧憬(あこがれ)しめるのに...
長塚節 「土」
...私が北海道へ旅立つ以前から樂しみ憧憬(あこが)れてゐた...
「處女作の思ひ出」
...古代ギリシアの文化に憧憬の熱情を持っていた同国人バイロンは憤慨して...
野上豊一郎 「パルテノン」
...そして彼が「憧憬する」ところのものは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...希望と憧憬とを以て...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...……ボクさんが憧憬(あこが)れているのは...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ほかのいかなる憧憬よりも...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...自己の貧しさと弱さとの真の自覚は私たちをよき生活への憧憬と精進とに向わせずにはおかないであろう...
三木清 「語られざる哲学」
...子供には想像もつかない遠い遠いメリケンから海を渡って来た奇妙な慰藉品(なぐさめ)を私はどんなに憧憬(あこがれ)をもって見たろう...
水上滝太郎 「山の手の子」
...若い女房などから憧憬(あこがれ)を持たれていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...婦人正風会長になって日本中の婦人の憧憬を...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
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