例文・使い方一覧でみる「憬」の意味


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...併し自らを啓發するために常に準備してゐる魂でなければ――自らの中に未だ知らぬ者を求むる苦悶と憧とを持つてゐる魂でなければ...   併し自らを啓發するために常に準備してゐる魂でなければ――自らの中に未だ知らぬ者を求むる苦悶と憧憬とを持つてゐる魂でなければの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...幸か不幸か知らぬが終に半生を文壇の寄客となって過ごしたのは当時の青春の憧に発途しておる...   幸か不幸か知らぬが終に半生を文壇の寄客となって過ごしたのは当時の青春の憧憬に発途しておるの読み方
内田魯庵 「四十年前」

...かのメントール侯こそ憧(あこがれ)の星であるらしく思われた...   かのメントール侯こそ憧憬の星であるらしく思われたの読み方
海野十三 「暗号音盤事件」

...憧の悲哀と言つたものより他に...   憧憬の悲哀と言つたものより他にの読み方
田山録弥 「春雨にぬれた旅」

...一片の麩(ふ)を争う池の鯉の跳躍への憧がラグビー戦の観客を吸い寄せる原動力となるであろう...   一片の麩を争う池の鯉の跳躍への憧憬がラグビー戦の観客を吸い寄せる原動力となるであろうの読み方
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」

...中学時代の自分の頭には実際丸善というものに対する一種の憧(どうけい)のようなものが潜んでいたのである...   中学時代の自分の頭には実際丸善というものに対する一種の憧憬のようなものが潜んでいたのであるの読み方
寺田寅彦 「丸善と三越」

...こんな風景と生活とに憧に近いものを抱いている...   こんな風景と生活とに憧憬に近いものを抱いているの読み方
外村繁 「澪標」

...青春期の漠然とした憧の気持の上に立った空想で出来上っているので...   青春期の漠然とした憧憬の気持の上に立った空想で出来上っているのでの読み方
豊島与志雄 「道連」

...そこには近代文明の不幸な疾病が憧する所の...   そこには近代文明の不幸な疾病が憧憬する所のの読み方
萩原朔太郎 「愛の詩集」

...人の心に一種の憧と郷愁を呼び起し...   人の心に一種の憧憬と郷愁を呼び起しの読み方
萩原朔太郎 「月の詩情」

...兎角理想というものは遠方から眺めて憧(あこが)れていると...   兎角理想というものは遠方から眺めて憧憬れているとの読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...しかも、死にたい衝動、憧、或いは、死ななければならなかった理由が何んなに強かったか――その証拠に、カミィル巡査は坐る時のようにきちんと膝を折り曲げ、タオルで足首を腿へ縛りつけて、足が床へ届かないように細心の注意を払って吊り下がっているのだ...   しかも、死にたい衝動、憧憬、或いは、死ななければならなかった理由が何んなに強かったか――その証拠に、カミィル巡査は坐る時のようにきちんと膝を折り曲げ、タオルで足首を腿へ縛りつけて、足が床へ届かないように細心の注意を払って吊り下がっているのだの読み方
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」

...二十(はたち)未滿の女が小説で知つてゐる東京に(あこが)れて...   二十未滿の女が小説で知つてゐる東京に憬れての読み方
正宗白鳥 「入江のほとり」

...われらが憧の国は...   われらが憧憬の国はの読み方
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」

...そこには憧があり...   そこには憧憬がありの読み方
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」

...此二十四歳の女の心は知らない憧に満ち...   此二十四歳の女の心は知らない憧憬に満ちの読み方
宮本百合子 「五月の空」

...僕の憧(あこがれ)の国といってもいい位なんです...   僕の憧憬の国といってもいい位なんですの読み方
夢野久作 「狂人は笑う」

...六朝芸術に現われた憧の心持ちは...   六朝芸術に現われた憧憬の心持ちはの読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

「憬」の読みかた

「憬」の書き方・書き順

いろんなフォントで「憬」

「憬」の英語の意味


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