...彼は憤然として意を決したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...くやしそうな表情とともに憤然として小池将軍は立った...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...夫人(憤然として)すゝめるものかね...
伊藤野枝 「ウォーレン夫人とその娘」
...憤然として一旦起(た)ち上りしも...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...浪子は憤然としていたが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...」「よさんか!」とサモイレンコは憤然として...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...歯をくいしばりたる砲員は憤然として勢い猛(たけ)く連(つる)べ放(う)ちに打ち出(いだ)しぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ついに憤然として...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...憤然として答えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...憤然として言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...憤然として死せる彼女の平和をまもり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...憤然として奥床しく...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...駒井は憤然として拳を握りしめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...忽ちまた憤然として文三の貌を疾視(にら)んで...
二葉亭四迷 「浮雲」
...ここに於て彼女を愛していた名探偵青ネクタイ氏は憤然として起(た)ち...
夢野久作 「狂人は笑う」
...曹操はむしろ憤然として...
吉川英治 「三国志」
...身の振り方は、ほかへ行って考えてくれないか」林冲(りんちゅう)は、憤然として、断わった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...憤然として岩を下って来たのだけれど...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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