...何ものかに憑かれたように...
犬田卯 「沼畔小話集」
...ものに憑かれたように...
海野十三 「地獄の使者」
...そしてものに憑かれたように辺りをキョロキョロ見廻しながら...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...二人はまるでものに憑かれたように...
大阪圭吉 「坑鬼」
...まるで物怪(もののけ)に憑かれたように暗くじめじめとしておりました家の中が...
橘外男 「蒲団」
...物に憑かれたようにぼうっとなっている...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...物に憑かれたように飄々とうろついてる多くの男の影...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...彼は死神にとっ憑かれたように...
豊島与志雄 「ものの影」
...憑かれたようにいいながら...
直木三十五 「南国太平記」
...憑かれたように、手を振り、棒を振って、喚きながら歩いて来た無頼の一隊が、角を曲ると、薩摩の侍が、四角い白地の旗に丸に十の印をつけて、整然として、二尺ずつの間を開けて、槍を立てていた...
直木三十五 「南国太平記」
...憑かれたようになるものだと思った...
直木三十五 「南国太平記」
...私は物に憑かれたように...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...物に憑かれたように...
野村胡堂 「礫心中」
...なにものかに憑かれたように...
久生十蘭 「南極記」
...魔に憑かれたようになって一切のいきさつを父帝に告白し...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...ただぼんやりと憑かれたように媚(しび)れてきてしまっていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...何か憑かれたように止めどもなく車中でひとり話すのだった...
横光利一 「旅愁」
...黒吉の眼は物に憑かれたように...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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