...憎むべき烏啼天狗は理不尽(りふじん)にもわが最愛の妻を奪取しようというのであります...
海野十三 「奇賊は支払う」
...またはかの憎むべきフランス人に襲われた場合の用意にです...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...反動的に極端に学校生活というものを憎むようになった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...そのためにぼくはきみをどんなに憎むかしれないぜ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それと同時に憎むべき顔が眼に見えるようだ)...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...という時代精神を憎むの心を起しました...
中里介山 「大菩薩峠」
......
林芙美子 「新版 放浪記」
...この事件でいちばん憎むべきことは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...不義不正を憎むこと父祖の仇敵を憎むよりはなはだしく...
久生十蘭 「魔都」
...現在日本階級戦線上の最も憎むべき敵の隠然たる部分を形成しつゝある...
槇村浩 「我々は牢獄で何をなすべきか」
...性格のなだらかさなどで憎むことのできなかった人であると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼らが自分に似ていないからとて彼らを憎むのも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そして罪人の残忍を憎めば憎むほど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...他の一方の存在を憎むことは出来なかったのではないかと思う...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...彼だけを憎むわけにはいかなかった...
山本周五郎 「初蕾」
...憎む、その皿の余りに白し、寒し、痛し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...そう憎むべき者でもない」とか...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひどい奉行もあるもんだな」「わが輩がもっとも憎むべき奴としている代物(しろもの)だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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