...ほんとうは神様を信ずるより……信ずるより憎むほうが似合っているんです……ま...
有島武郎 「或る女」
...憎むべきではないかも知れぬ...
太宰治 「斜陽」
...なんじを憎むものを善視し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...『それが俺になんの關係がある? 俺はやっぱりこいつを憎まずにはおられないのだ――たとい憎むにも値しない木端野郎にしたところでだ!』「私は...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...かつなんじを汚す者を憎むことなく...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...政府者の彼れを憎むや最も太甚し然れども彼れの藩閥を攻撃するは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自分の憎むあらゆる者をユダヤ人だと呼んでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」「僕は憎悪(ぞうお)を憎む...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...笑ふなかれ憎むなかれ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...憎むべき犠牲であってみれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...我々に裏切りをするつもりでやったとすれば憎むべしだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...月見れば千々に心の砕くる微温さは憎むべき哉...
中野秀人 「第四階級の文学」
...凡そその吹奏者を憎む人は皆無であらう...
牧野信一 「緑の軍港」
...頗る氣性烈しく狷介の性は他の多くの少年の寧ろ憎むところなりしが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...不徳はそれが不徳であるから憎むのだと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分たちの恋のためにお互いを憎むようなことはないだろうか...
山本周五郎 「菊千代抄」
...憎むのが当然かも知れぬ...
山本周五郎 「松林蝙也」
...憎むほうの心は、(自分は、この人物を買いかぶった...
吉川英治 「三国志」
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