...憎む可き知覺に對して...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...惡と戰ふは惡を憎むよりよし...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...反動的に極端に学校生活というものを憎むようになった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...しかしその気分に憎むべきところがなく...
徳田秋声 「縮図」
...自分の家を憎むなぞといったら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...このようにうつくしいものをどうして憎むことなどできましょうか...
火野葦平 「人魚」
...捕(つか)まったか知らん?)憎むに足る不可解な行動をした五郎ではあったが...
火野葦平 「花と龍」
...世にも憎むべき破廉恥漢だったのでした...
平林初之輔 「悪魔の聖壇」
...新聞記者を憎む事を忘れる事が出來なくなつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...性格のなだらかさなどで憎むことのできなかった人であると...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...是は西洋の機巧を憎む柏軒の忍ぶこと能はざる所であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...姉君憎むてふ鳥は...
森鴎外 「文づかひ」
...それは憎むことの出来ないのは男らしくないのだと解釈せられるからである...
森鴎外 「魔睡」
...それは憎むとか反感を持つからではなく...
山本周五郎 「さぶ」
...徳川万太郎の憎むべき行為の実相を突き止めようと思い立ったものに相違ありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...世の敵と、憎む理由は、これまでは尊氏が、朝家(ちょうか)に弓をひき、逆賊の名を負っても、なおその野望をかえるふうもなかったからであるが、その彼が、朝家のおん一ト方の院宣を持って、われも廷臣足利も皇軍と名のるからには、手のくだしようもないではないか...
吉川英治 「私本太平記」
...いかに不義を憎むにしても...
吉川英治 「新書太閤記」
...敵(かたき)を憎む人間は討たずに生かしておくべきで...
吉川英治 「野槌の百」
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