...万一貧しければ母親すら君を憎むであらう」と諷刺(ふうし)に満ちた詩を作つてゐる...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...僕は彼を憎むよりも僕自身の気の弱いのを恥じ...
芥川竜之介 「歯車」
...また憎む心もなく...
太宰治 「正義と微笑」
...アキリュウスは之に反して『憎むべきアートレーデース』を繰り返す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...どうして君たちがあの子をそんなに憎むのか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...財産の憎むべき不平等などを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その請求を無法なほとんど憎むべきもののように感じた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...○文学者を嫌うのも、検事を憎むのも、それは各人の嗜性(しせい)に因(よ)る...
永井荷風 「西瓜」
...お豊、おいで、わたしはお前を憎めない」「おやおや、たいそう甘いんですね、ですが、その通り、あの人なんぞは本当に哀れむべき人で、憎むべき人ではありませんよ」「よくおっしゃって下さいました、お豊は憎い女じゃありませんね」「憎いものですか、あなたのために死んで上げたのも嘘じゃないのです、一人は死に、一人は助かったのも当人の了見じゃありません、運命のいたずらというものです」「そうかも知れません、人間の力ではどうにもならない――まして、あの気の弱いお豊さんの力などで、この運命の大きな力というものがどうなるものですか、お豊を憎むことは、やめましょう」「それがよろしいです、あの人は憎める人ではありません、憎むとすれば、憎んでも憎み切れない人が、まだほかにいくらもあるはずです」「誰を憎んだらいいでしょうね」「まず運命のいたずらを憎みなさい」「憎みます」「その次には、大和の国の三輪の大明神のいたずらを憎みなさい」「え」「三輪の大明神の神杉が、お豊さんをあやまりました」「滅相な、神様を恨むと罰(ばち)が当ります」「それでは机竜之助を憎んでおやりなさい」「憎みます、憎んでも憎み足りないと思いますが、残念ながら、今のところは歯が立たないのです」「植田丹後守を憎んでおやりなさい」「憎みます」「薬屋源太郎を憎んでおやりなさい」「憎みます」「みそぎの滝の行者を憎んでおやりなさい」「憎みます」「竜神八所の人を憎んでおやりなさい」「憎みます、一人残らず憎みます、まして、あの藍玉屋(あいだまや)の金蔵という奴、室町屋という温泉宿を開いておりましたあいつを最も憎んでやりたい、あいつが、お豊をいいように致しました」「いいえ、あの男も、それほど憎むべき男じゃないのです、かえって哀れむべき男なのです、最も同情すべき好人物なのですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分でさへどうすることも出來なかつたお皆を憎む心持が言葉の外に溢(あふ)れるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此方から行くと家の恥辱にも成る實に憎むべき奴ではあるが...
樋口一葉 「うつせみ」
...その中から全く理由もなく「憎むべき人物」を指摘せよと命ぜられたならば...
牧野信一 「鬼涙村」
...どんな賢人でも自身の問題になると恨むことも憎むことも凡人どおりにすることからいろいろな事件の起こるのは歴史の上にあることだからね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これを憎む者の口からもれたものであっても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこに不調和と狂った拍子とのいかに憎むべきかを学ばせたという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...如何に憎むべき罪人とはいえ...
夢野久作 「巡査辞職」
...殊にこの間職を罷(や)めてからというものはこの「不正を憎む心」と「淋しさを楽しむ性質」が一層烈しく募って来て...
夢野久作 「暗黒公使」
...外道(げどう)を憎むように唾(つば)して語った...
吉川英治 「三国志」
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