...二〇 第二の妻に對する憎み...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...愛も憎みも他所(よそ)にして...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...私を憎み、考えよ...
太宰治 「如是我聞」
...わたしはあの人を憎み始めたのかも知れない...
豊島与志雄 「好人物」
...人々が互いに憎み合うということを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何う憎み――自分達の真心を...
直木三十五 「南国太平記」
...上役たる定明が深くこれを憎み怨(うら)んでいた...
中里介山 「法然行伝」
...菊之助を相續人にさせなかつた手際などは凄い位だ」平次――惡人でさへ憎み切れない平次が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...思いあうよりもまず憎みあう気持ちを淋しく考えます...
林芙美子 「新版 放浪記」
...憎みも愛もなく顧みられた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...憎みはただ附帶的にしか怒の原因となることができぬ...
三木清 「人生論ノート」
...愛も憎みも一つに解け合ふ...
三木清 「人生論ノート」
...我々が存在に對して懷く愛も憎みも...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...憎みはカリカチユアとなる...
宮原晃一郎 「愛人と厭人」
...支那の横暴を憎み...
夢野久作 「近世快人伝」
...恐怖と殆ど憎みともいふべき同じ感じを抱いて...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...やはりかれらといえども悪を憎み...
吉川英治 「江戸三国志」
...憎み得ない同士が...
吉川英治 「新書太閤記」
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