...老憊(ろうぱい)の清国政府を打倒し漢民族の新国家を創造し...
太宰治 「惜別」
...ようやくその政治力の困憊期(こんぱいき)にはいり...
太宰治 「惜別」
...叔母は待ち憊(くたび)れて安火に入って好きな講釈本を読んでいたし...
徳田秋声 「足迹」
...)――沈黙に飢えてるそういう精神疲憊(ひはい)の状態にあっては...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...下水道の中にあらゆる疲憊(ひはい)とあらゆる企図とが落ち合っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...疲憊(ひはい)の最後の一段にあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...日はまだ西の山の上に休んで閉塞し困憊せる地上の総てを笑って居た...
長塚節 「太十と其犬」
...困憊(こんぱい)していた...
夏目漱石 「それから」
...日(ひ)は懊惱(あうなう)と困憊(こんぱい)の裡(うち)に傾(かた)むいた...
夏目漱石 「門」
...困憊し切った身体(からだ)を...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...友の面(おも)に現われた疲憊(ひはい)の色とから...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...疲労困憊(こんぱい)している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...僕は――」疲労困憊(こんぱい)して横になった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...かかる生活に必然的に伴う幾多の困憊と危険とに自ら好んで身を曝すのである1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
......
森川義信 「廃園」
...而して其文整々堂々格律森厳毫(がう)も老憊の態なし...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...肉体のご困憊(こんぱい)には剋(か)ちえない...
吉川英治 「私本太平記」
...疲労困憊(ひろうこんぱい)のかたまりのような残軍を湊川まで引いて...
吉川英治 「私本太平記」
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