...老憊(ろうはい)の一生活人へ...
太宰治 「狂言の神」
...疲労困憊(こんぱい)の色が深くて...
太宰治 「座興に非ず」
...自國の老憊の姿を思ふと...
太宰治 「「惜別」の意圖」
...田舎で毎日野良仕事に憊(くたび)れている彼の父親が...
徳田秋声 「あらくれ」
...あの女の心を疲憊させるかもしれないんだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...飲酒のあとのように疲憊(ひはい)していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かかる疲憊(ひはい)した文明を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかしその拘束は彼をひどく困憊(こんぱい)さした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...兩方(りやうはう)が疲憊(ひはい)して勢(いきほひ)を消耗(せうまう)する季節(きせつ)の變化(へんくわ)を見(み)るまでは其(そ)の爭(あらそ)ひは止(や)むことがない...
長塚節 「土」
...困憊(こんぱい)と...
夏目漱石 「坑夫」
...恐るべく困憊を極めた生活状態を...
夏目漱石 「「土」に就て」
...あゝこんなにも生きる事はむずかしいものか……私は身も心も困憊しきっている...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...おれのシステムが完成して千万の金をもうけたっておれの肉体は過労で困憊して...
久生十蘭 「黒い手帳」
...疲労困憊(こんぱい)している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...疲労困憊(こんぱい)してへとへとだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...真に疲労困憊その極に達していた...
武者金吉 「地震なまず」
...」山口はアムリから自国の困憊(こんぱい)を押し隠そうとしている薄弱な見栄を感じると...
横光利一 「上海」
...ゆうべからまだ解決を見ない苦悩と困憊(こんぱい)のいろを...
吉川英治 「黒田如水」
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