...彼は最近煩悶憂苦しているようだ...
...煩悶憂苦することは人間だれにでもあることだ...
...煩悶憂苦の果てに、彼は新たな人生をスタートした...
...煩悶憂苦の中から抜け出すために、読書を始めた...
...煩悶憂苦の原因を解決するために、精神科医に相談しよう...
...再び怎麼なる憂苦(うきめ)をや見ん...
巌谷小波 「こがね丸」
...かの我のごとく早く父母に別れ憂苦頼るべきなき児女(じじょ)は我なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...人生の憂苦をその時だけ忘れるを以(もっ)て「慰め」と思っている...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...今(いま)の此(この)憂苦勞(うきくらう)は...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...過去の憂苦も行末の心配も吉野紙を距(へだ)てた絵ぐらいに思われて...
寺田寅彦 「障子の落書」
...自分の書いてるものが、考えてることよりいかに劣ってるかを見て、憂苦に沈んだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかに憂苦が潜んでいたことであろう! そしてこのドイツの戦勝は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一方では人間の憂苦を抜済せんと...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ただ現在に活動しただ現在に義務をつくし現在に悲喜憂苦を感ずるのみで...
夏目漱石 「倫敦消息」
...僕らの人生について思惟することはひさしく既に轉變の憂苦をまなんだここには爽快な自然があり風は全景にながれてゐる...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...憂苦(ゆうく)といおうか...
長谷川時雨 「九条武子」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...憂苦が或る人間の頬に棲んでいるのを見るというのは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...〈人生字を識るこれ憂苦の初め〉だ...
南方熊楠 「十二支考」
...賢人憂苦多く阿房(あほ)は常に飛び廻るようなものか...
南方熊楠 「十二支考」
...運命は思いがけぬ憂苦を妹に加えることになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...現実の畏怖憂苦があり...
柳田国男 「雪国の春」
...および憂苦に閉じられているであろう父の尾張中将の手許(てもと)へ送り届けなければなりません...
吉川英治 「江戸三国志」
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