...この憂さに沈むことの害毒を人一倍知れる心弱くやさしき者の自衛手段と解して大過なかるべし...
太宰治 「HUMAN LOST」
...私は炎暑のため衰弱し切つた體を物憂さうに持扱ひながら...
近松秋江 「箱根の山々」
...哀れげな小蒸気船に乗っての大村湾縦走はただうすら寒い佗しい物憂さの単調なる連続としてしか記憶に残っていない...
寺田寅彦 「二つの正月」
...ただ憂さ晴らしのために飲んだんでございますよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...だからぼくも憂さ晴らしに...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...遊女に戯れて憂さ晴しをやるような...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...文化の末路を杞憂させるものがあるからである...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...畫ごゝろもなき我が山ずみの憂さも慰むべく...
樋口一葉 「花ごもり」
...旅の憂さをすっかり忘れさせるような熱い接吻でとぎれ勝ちになる――といった具合だったら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...悩みよ、恐れよ、憂さよ、この痴(たは)れ心よ、夢よ――消えて、花となれの切ない憧れであつた...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...せめてもの憂さを...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...人生行路の氷雨(ひさめ)やしまきや雪みぞれの憂さ辛さが見るからに滲みだしていて...
正岡容 「寄席」
...その空家の中に入って土間で豪勢に火を燃やして憂さを晴らした...
松濤明 「春の遠山入り」
...まあ憂さ晴しみたいなもんなんですものね」佳一にそんな打あけ話をするくらいであった...
「ヴァリエテ」
...旅の憂さを慰めあふが航海の習(ならひ)なるに...
森鴎外 「舞姫」
...ジャックはしかし毎日の仕事の憂さからのがれるために...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...お上(うえ)の憂さをおなぐさめするようには計ろうてもらえぬか」「いや...
吉川英治 「私本太平記」
...なかには憂さを忘れる毒がはいっているのさ」と答えます...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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