...ひどく物憂い氣持に襲はれたのである...
太宰治 「お伽草紙」
...その人たちがほんとうに国家を憂いている人か...
中里介山 「大菩薩峠」
...かかる時には、妾はいつも一人ぽっちにて、宿屋の一室に端座(たんざ)し、過去を思い、現在を慮(おもんばか)りて、深き憂いに沈み、婦女の身の最(い)とど果敢(はか)なきを感じて、つまらぬ愚痴(ぐち)に同志を恨(うら)むの念も起りたりしが、復(ま)た思いかえして、妾は彼らのために身を尽さんとには非(あら)ず、国のため、同胞のためなれば、などか中途にして挫折(ざせつ)すべき、アア富井女史だにあらばなどと、またしても遣(や)る瀬(せ)なき思いに悶(もだ)えて、ある時詠(よ)み出でし腰折(こしおれ)一首(いっしゅ)かくまでに濁(にご)るもうしや飛鳥川(あすかがわ)そも源(みなもと)をただせ汲(く)む人七 女乞食愁(うれ)いの糸のいとど払いがたかりしある日の事なり、八軒屋の旅宿にありて、ただ一人二階なる居間の障子(しょうじ)を打ち開き、階下に集(つど)える塵取船(ちりとりぶね)を眺(なが)めたりしに、女乞食の二、三歳なる小供を負いたるが、頻(しき)りに塵(ちり)の中より紙屑(かみくず)を拾い出し、これをば籠(かご)に入れ居たり...
福田英子 「妾の半生涯」
...この物憂い世界はどんなことになるやら」「あとを引くでしょうね」「いや...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...物憂いながらわたしは気づいてゐた...
室生犀星 「故郷を辞す」
...いろいろ憂いがあり...
柳田国男 「故郷七十年」
...文字を知れば憂いが湧き...
柳田国男 「故郷七十年」
...是れわが憂いなりだ...
横光利一 「旅愁」
...ただお独りで憂い窶(やつ)れておられることは...
吉川英治 「三国志」
...今の憂いを払わんと思し召すなら...
吉川英治 「三国志」
...しかし憂いを残している容子(ようす)で...
吉川英治 「私本太平記」
...信長公の暗愚を憂い...
吉川英治 「新書太閤記」
...謙信へ対する憂いは...
吉川英治 「新書太閤記」
...その憂いは抱いていたし...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝家の憂いと、惨心の影は、見るに堪えないものがあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...みなわがことのように、憂いを共にし、固唾(かたず)をのんで、主人の面をみまもるのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...本官も憂いとするのは...
吉川英治 「日本名婦伝」
...この烈しくて脆(もろ)い女親の憂いと愛は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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