...島崎藤村(しまざきとうそん)が「もっと頭(かしら)をあげて歩け」と慷慨(こうがい)した...
芥川龍之介 「毛利先生」
...初めて斎田慷堂に会った...
高見順 「いやな感じ」
...俺はひとりで斎田慷堂の家へ行った...
高見順 「いやな感じ」
...「あれはなかなか利口な男だ」にがにがしそうに慷堂が...
高見順 「いやな感じ」
...「黙れ!」慷堂直伝(じきでん)の大喝一声で俺は看守を睨みつけた...
高見順 「いやな感じ」
...「慷堂には慷堂の支那観があるだろうが...
高見順 「いやな感じ」
...真冬に子供がかじかんだ手を息で暖める恰好を、真夏に俺がやっているのに、慷堂は、なにをふざけてるのだといった眼を向けたが、すぐそのけわしい眼を将校のほうに転じて、「戦(いく)さを進めて国内改造をしようというのが、君たちの倒さねばならんとする軍閥の考えだ...
高見順 「いやな感じ」
...慷堂の痩躯(そうく)が蜂の巣のように銃弾を受けた日...
高見順 「いやな感じ」
...つねに正確に悲憤慷慨(こうがい)におわる...
谷譲次 「踊る地平線」
...万籟寂々(ばんらいせきせき)天地眠るの深宵(しんしょう)にひとり慷慨(こうがい)の熱涙をふるうの愛国者もあらん...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...吾人は実に邦家のためにこれを慷慨せざるを得ず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...当時は世間の志士などが多く慷慨悲憤の心を述べるために詩を作った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...慷慨悲憤(こうがいひふん)の口調で...
中里介山 「大菩薩峠」
...一種の慷慨に満ちた憂色をもって...
中里介山 「大菩薩峠」
...慷慨(こうがい)し...
山本周五郎 「半之助祝言」
...来客彼れは感歎家にして慷慨家...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...昂肩横刀の唾辯家にまことの志あるは見難しと存候小生など元々悲憤慷慨嫌ひの小膽者にて……云々...
吉川英治 「折々の記」
...慷慨家(こうがいか)で壮年の公卿(くげ)様との対局は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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