...「北槻(きたつき)中尉……」と慷堂は俺に紹介したが...
高見順 「いやな感じ」
...斎田慷堂に俺がすっかり心をひかれたということでもあった...
高見順 「いやな感じ」
...北槻中尉にもその軽率を重々たしなめておいたと慷堂は言った...
高見順 「いやな感じ」
...それを慷堂はことわった...
高見順 「いやな感じ」
...「慷堂先生は何も...
高見順 「いやな感じ」
...南一光も……」慷堂もあの事件に参加しているのだろうか...
高見順 「いやな感じ」
...慷堂にだけは知らせておきたかった...
高見順 「いやな感じ」
...慷堂は北槻中尉に眼をすえた...
高見順 「いやな感じ」
...「サヤ(家)も豪勢だし……」「豪勢なのは砂馬慷一だ」「どうして?」「すごい家を建てたが...
高見順 「いやな感じ」
...慷慨(こうがい)悲憤するところがある...
田山録弥 「或新年の小説評」
...だがこれを悲憤慷慨している当の人物の足にもやはり同じ枷があって...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...板垣伯は両面ある人物なり外は粗放磊落なるに似て内は反つて細心多疑外は直情径行なるに似て内は反つて険怪隠密外は剛愎偏固なるに似て内は反つて温柔滑脱常に赤誠を口にして善く慷慨すれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...当時流行の尊王攘夷とか慷慨悲憤などを述べれば...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ひそかに慷慨(かうがい)家列伝に編入してもらひたい希望で作つたものと同程度の出来栄(できばえ)である...
夏目漱石 「艇長の遺書と中佐の詩」
...悲憤慷慨の演説を開きますが...
牧野信一 「月あかり」
...荘重なる慷慨(こうがい)の気と...
吉川英治 「三国志」
...直言忠告が容(い)れられない慷慨(こうがい)者...
吉川英治 「新書太閤記」
...景助や五郎八の悲嘆慷慨(ひたんこうがい)も...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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