...彼は慳貪な性格で、決して他人におごることはない...
...慳貪な人間が持つ財産は、それだけで不幸な人生を歩むことになる...
...慳貪な心は、人間関係を壊してしまうことがある...
...慳貪を克服することで、より豊かな人生を送ることができる...
...彼女の慳貪さが原因で、結婚生活が破綻してしまった...
...」お富の返事は突慳貪(つつけんどん)だつた...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...突慳貪(つっけんどん)に若者の請(こい)を却(しりぞ)けた...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...不相変(あひかはらず)慳貪(けんどん)にかう申しました...
芥川龍之介 「雛」
...「腐孩子(くされにが)!乳首(たたら)食いちぎるに」妻は慳貪(けんどん)にこういって...
有島武郎 「カインの末裔」
...あいているところあるかしら」とひどく突慳貪(つっけんどん)に言い...
高見順 「如何なる星の下に」
...突慳貪(つっけんどん)に断ってしまう...
谷崎潤一郎 「細雪」
...鈍(どん)な久さんを慳貪(けんどん)に叱りつける...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...カウンターの突慳貪な聲にも...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...テナルディエの上さんの愛想顔はまた慳貪(けんどん)になった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼女は慳貪(けんどん)に言葉を返した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...突慳貪(つっけんどん)に言っているけれど無邪気に聞えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...厄介物を背負(しょ)い込んでからすぐ慳貪(けんどん)に調子を改めた父とを比較して一度は驚ろいた...
夏目漱石 「道草」
...突慳貪(つつけんどん)にいつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...ありゃ何だい」平次の間は少し突(つ)っ慳貪(けんどん)でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...物言(ものい)ふは用事(ようじ)のある時(とき)慳貪(けんどん)に申(まをし)つけられるばかり...
樋口一葉 「十三夜」
...そんな時に何なんですかと突っ慳貪(けんどん)に言って自分の顔を見る細君などはたまらないではありませんか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やいッ歩け」と権右衛門は突慳貪(つっけんどん)に...
吉川英治 「剣難女難」
...三には無欲恬淡(てんたん)で物に慳貪(けんどん)の風がない――と...
吉川英治 「私本太平記」
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