...僕は慰めようもなく...
伊藤左千夫 「去年」
...当地の言葉にて「神々よ! 汝の手により涙を拭(ぬぐ)いたまいて」という慰めの意味だそうであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...まだ真面目に家ということを考えていないらしいお銀を慰めた...
徳田秋声 「黴」
...彼女(かれ)はいささか慰められつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...吾々は併しレオナルド・ダ・ヴィンチを慰めようとは少しも思わない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...手ごしらえの変った楽器を鳴らしたりして慰めてくれるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は彼のために適当な慰めの言葉が見付からないのを残念に思いながら...
中島敦 「虎狩」
...今じゃ山水画などを見ると感に堪(た)えたような顔をして時々眺めている事がありますよ」自分はなるべく兄を慰めようとして...
夏目漱石 「行人」
...帰路のKに慰めを与えてやろうとするように...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...敵国で俘虜としてクリスマスを迎える不幸を慰めたものがほとんどで...
久生十蘭 「ノア」
...編物をただひとつの慰めにして...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...模範と教師と慰める人を必要としてしかもそれを彼の仲間...
三木清 「歴史哲學」
......
三好達治 「山果集」
...私は行くえを失った方の形見にそば近く置いて慰めにながめている少年です...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夕食後の気もちのいい時などには私などを慰める意味もこもっていたであろうが...
山本実彦 「十五年」
...じゃあこれを薬代(くすりだい)にでもして慰めてやって下さい」宋江はべつに銀子(ぎんす)を与えて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...媼と翁は、家のうちへ戻ると、おたがいに、老いの涙のとめどなさを、慰めあった...
吉川英治 「平の将門」
...かれ等の霊魂を慰めるために建てられたものだといふ伝説があると案内の男が語つてゐた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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