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饗庭篁村 「木曾道中記」
...彼の寂寥(せきりょう)を慰むべく...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...ひそかに慰むるところがあった...
岩波茂雄 「岩波文庫論」
...春三郎は慰むべき言葉を見出すのに苦しみつゝ唯國手の車の響を今か今かと待焦れた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...貧乏人は窮乏を描いた文芸に接する事によってその心を慰む事が出来る...
高浜虚子 「俳句への道」
...その病苦を慰む事が出来る...
高浜虚子 「俳句への道」
...奥さんの心が慰むようにと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...悪徳も彼の気を慰むる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...又聊吾人痛惜の情を慰むべきもの...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...心慰むるの趣なきに非ずと雖...
長塚節 「草津行」
...風物の一も眼を慰むるに足るものあることなし...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...少なくとも吾輩の無聊(ぶりょう)を慰むるに足るほどの頭数(あたまかず)は御揃(おそろい)になったと云わねばならぬ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...水は動いて情を慰む...
林芙美子 「清貧の書」
...畫ごゝろもなき我が山ずみの憂さも慰むべく...
樋口一葉 「花ごもり」
...天理に従いてこの情欲を慰むるに...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...雲影月色我を慰むるが如く感ずべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...多年の孤独が慰むるに足るほどな愛撫(あいぶ)が分かたれねばならないのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なんとか子供の心を慰むるようにお計らいくださいませんか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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